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D・J、デシャンボー、それともスピース? マスターズの優勝オッズ本命は?

アメリカのブックメーカー(賭け屋)は、今週開幕のマスターズでどのようにオッズ(払い戻し倍率)を設定しているのだろう。

「ベットMGM」というブックメーカーが先週発表したオッズの筆頭は、やはり昨年のチャンピオンで、連覇に照準を合わせてきたダスティン・ジョンソンで8倍。

2番手以降は、ブライソン・デシャンボー(10倍)、ジャスティン・トーマス(11倍)、ジョン・ラーム、ジョーダン・スピース(ともに12倍)、そして5番手がローリー・マキロイで14 倍となっている。

以降で気になる選手では、WGCワークデイ選手権を制したコリン・モリカワが
10番手(25倍)。松山英樹は14番手(33倍)。さらに、47歳で初のメジャータイトルを狙うリー・ウエストウッドが17番手(40倍)に設定されている。

トップのジョンソンは昨年11月の前回大会終了時から一貫して一桁のオッズ。10倍を切るオッズは「大本命」といっていいだろう。

続くデシャンボーとトーマスは、昨年の大会直後はそれぞれ16倍と14倍。その後、それぞれ3月のビッグタイトル制覇を経て、オッズ10倍程度にまで評価を上げてきた“上り調子”の選手。

対照的なのが、マキロイとスピースのオッズの動きだ。

勝てばキャリアグランドスラムとなるマキロイは、昨年の大会直後はジョンソンに続く、オッズ9倍。それが3月のプレーヤーズ選手権の予選落ちから評価を下げ始めた。スウィングコーチを代えるという思い切った決断の結果はいかに?

一方のスピースは2月のフェニックスオープンで久しぶりに優勝争いに顔を出して以降、大きく順位を上げてきた。帰ってきたマスターズ男が今年も大いに盛り上げてくれそうだ。

週刊ゴルフダイジェスト2021年4月20日号より