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【四大メジャー2019】佐藤信人が振り返る、マスターズ 全米プロ 全米オープン 全英オープンのチャンピオン

2109年最後のメジャー・全英オープンは68年ぶりの北アイルランド開催で地元アイルランド出身、シェーン・ローリーの優勝で幕を閉じた。今年のメジャー全試合をテレビで解説してきた佐藤信人プロに聞いてみよう。

佐藤 それぞれ甲乙つけがたい名勝負ばかりでした。チャンピオンには必ずストーリーがありますね。そして、試合のストーリーを作るのにコースやギャラリーも一役買う。今年はギャラリーも対照的でした。とくに全米プロと全英オープンなんて、前者はお酒飲んで楽しんでいるけどマナーも何もなく(笑)、後者は、久々の開催でコースもギャラリーも選手も盛り上げようと一体感があって、またここで開催してほしい気持ちやゴルフへの想いが伝わってきました。

佐藤 メジャーって、トップ選手が心技体すべてを出し切る舞台。見どころも多く、ゴルフって素晴らしいなと思えます。

マスターズ(オーガスタナショナルGC)優勝 タイガー・ウッズ

佐藤 ケガ、醜聞などを乗り越えたストーリーは僕が言うまでもなく映画並み。最終日はオーガスタの特別な空気感に呑まれる選手も多いなか、さすがタイガー。“オーガスタはこう攻める”と研究し尽くしたようなマネジメントが光りました。

携帯はなし、拍手と歓声で盛り上げるパトロン

ティショットの安定性が優勝につながった

佐藤 ゴルフ史に残る名シーン を1つ増やしたタイガーの勝利の雄叫び、ガッツポーズ。ティショットの安定性がこの復活劇を支えていたと思います。

世界を沸かせた復活劇!

全米プロ(べスページブラックGC)優勝 ブルックス・ケプカ

佐藤 メジャー全てで優勝争いに絡んだ(4試合とも5 位以内)メジャー男、ケプカ。普段から焦る表情を見せたことがないのがすごみです。そんなケプカですが、実は欧州ツアーで修行しての逆輸入組。今の強さは、他国で積み上げてきたものがあるからこそ。全米プロでは一打差になってもバタバタせず、最後の18番ホールで迷わず「自信のある」ドライバーを選択。決断の速さと思い切りの良さこそメジャー級。

携帯とビール片手に騒ぎながら声援を送るニューヨーカー。マスターズとは対照的

全米オープン(ぺブルビーチGL)優勝 ゲーリー・ウッドランド

佐藤 双子の一人を死産で失うという悲しみを乗り越えての優勝。悲しみを強さに変えた印象でした。昨年、コーチを替えたのも転機となり、成長著しいウッドランド。35歳にしての笑顔で「今はゴルフに専念できることが幸せ」とは何と素敵な言葉でした。

モントレーのペブルビーチに25万人が集まった。カジュアルに笑顔で大声援(PH/Taku Miyamoto)

海風のなか、地を這うスティンガーを連発

佐藤 この試合でのウッドランドはタイガーのお株を奪う「スティンガーショット」を連発。地面を這うローボールで、1Wを使いにくいペブルビーチを最も安定して攻めていたのが彼でした。

(PH/Taku Miyamoto)

全英オープン(ロイヤルポートラッシュGC)優勝 シェーン・ローリー

佐藤 初日の1番、ローリー・マキロイは大観衆の声援を受けてティアッップ時に急に手が震え出したそうです。その物凄い大声援を最終的には一身に受けて優勝したのがシェーン・ローリーでした。彼だって、昨年の全英はまったく戦えずに予選落ちして「車の中で泣いた」ほどの不調を経験していました。でも、今回の北アイルランド開催の意味を感じて、ギャラリーを味方につけて見事な優勝でした。

選手とギャラリーが、ゴルフとコースをリスペクト! 一丸となって盛り上げた

佐藤 シェーンは終始笑顔でプレー。プレーの速さ、自然への対応力など、今どきのデジタル的ゴルフにないゴルフ本来の楽しみまで感じさせてくれました。

PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroaki Arihara、Taku Miyamoto

週刊GD2019年8月13日号より

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