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【なんでもランキング】Vol.120 勝みなみが最年少V! 2014年「KKT杯バンテリンレディス」プレイバック

ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。今回は、今週開催の「KKT杯バンテリンレディス」の2014年大会の成績を振り返る。

記録づくめの優勝を果たした勝みなみ(PHOTO/Hiroyuki Okazawa)

今週、熊本県の熊本空港カントリークラブで開催されるKKT杯バンテリンレディス。2013年から現在の大会名で行われており、2016年の熊本地震、20年の新型コロナの感染拡大と2度の中止を挟み、今年で節目の10回目を迎える。

昨年は岩井明愛が初優勝、史上初の双子Vを飾ったが、22年は植竹希望、21年山下美夢有、そして15年には菊地絵理香がここで初勝利を挙げている。

だが、この大会で忘れられないのは10年前の14年。高校1年だった勝みなみが国内女子ツアー史上4人目のアマチュア優勝を果たしたことだ。この日で15歳293日を迎えた勝は、12年サントリーレディスオープンでキム・ヒョージュが記録した16歳332日の女子ツアー最年少優勝記録も大きく更新した。

初日に5連続を含む6バーディ、ノーボギーで「66」をマークして6アンダーとし首位タイに立った勝は、「5連続バーディはこれで2回目。小学校6年生のときに地元の島津GCで、そのときは『67』ストロークでした」とラウンド後に語っている。2日目はスコアを1つしか伸ばせず、首位と1打差の2位タイに後退するも、最終日、2番でバーディを奪いトップに並ぶと5バーディ、1ボギーの「68」で、この日のベストスコアを記録し優勝した。

勝はこの優勝でプロ転向できたが、アマチュアの道を選び、3年後の2017年にプロテストを受験して一発合格した。

<2014年 KKT杯バンテリンレディス 最終成績>

週刊ゴルフダイジェスト2024年4月23日号より