オーガスタで5度の優勝! タイガー・ウッズのマスターズ名場面をプレイバック
ゴルフの祭典“マスターズ”で5度の優勝を手にしたタイガー・ウッズ。これまでのタイガーの歴史や名シーンを振り返ってみた!
PHOTO/Tadashi Anezaki、Getty Images
4月11日に開幕する「マスターズ」。この大会を彩ってきた代表格といえば、やっぱりタイガー・ウッズだろう。ということで、海外メジャーの取材を重ね、タイガーの歴史や名シーンに詳しいゴルフライターの川野美佳さんに、タイガーのマスターズ名場面を振り返ってもらった。
「やはり05年の伝説のチップインはマスターズのタイガー史上もっとも輝かしいシーン。美しい軌跡を描いて転がった打球がカップ寸前で止まるかと思われた次の瞬間、ナイキのマークがついたボールが画面から消えた。印象に残るバーディでした。結局プレーオフにもつれましたが、1ホール目をバーディとし優勝を決めました」
写真は19年に優勝を決め、家族と抱き合うシーン。97年の初優勝時に父アールさんと抱き合ったときとまったく同じ場所
名シーン1
【2005年】16番のチップイン
「タイガーいわく『パーセーブできるところまで行ってくれ』という思いだったと話していましたが、彼史上もっとも輝かしいシーンですね」
名シーン2
【1997年】18番のパーパット
「タイガーのマスターズ初V。外しても優勝のパットにもかかわらず、真剣に慎重にラインを読んでストロークしたのが印象的です」
名シーン3
【2019年】16番であわやホールインワン
「グリーンの傾斜を計算し尽くした、あわやホールインワンのミラクルショット。それでもその後タイガーは興奮することなく淡々とプレーを続けていました」。そして優勝を決めた瞬間、喜びを爆発させた
マスターズ優勝時のクラブセッティング
1997年
アイアンは名器「ミズノ」を使用
2001年
2002年の優勝時は、ドライバーだけナイキの「フォージドチタン」に変更
2005年
全番手、ナイキ一色の14本
2019年
劇的な復活優勝を挙げた14本
優勝時は3日目に爆発!
優勝した年は、初日はすべて70台ながら、2日目に挽回し、3日にビッグスコアを叩き出す。まさに“タイガーチャージ”だ
今年は2番パー5のティーが10Y後ろに
ティーが10ヤード左後方に下がったことで585ヤードとなり、オーガスタナショナル最長となった2番パー5。果たして影響はあるのか?
月刊ゴルフダイジェスト2024年5月号より