ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。今回は、今週開幕の「アクサレディス in MIYAZAKI」の歴代女王を振り返る。

今週は国内女子ツアー、アクサレディスin MIYAZAKI 2024が宮崎県のUMKカントリークラブで開幕する。2013年にスタートし、2020年は新型コロナ感染拡大の影響で中止。そして昨年、節目の10回目を迎えた大会で優勝したのは、プロ8年目で地元、宮崎市出身の山内日菜子。

実は一昨年11月のファーストQTの初日と2日目に素振りに使う左用のアイアンを入れたままプレー。クラブ超過で1ホール2打の罰、1ラウンド最高4打の罰を受け、合わせて8打のペナルティ。ファイナルQTにすら進めず、QTランク181位と昨シーズンはステップ・アップ・ツアーの出場すら難しかった。年間最大8試合使える主催者推薦で出場したアクサレディスの舞台、UMKカントリークラブは小学3年からプレーしてきた慣れ親しんだコース。その地の利を生かして2017年のステップ・アップ・ツアー以来となる勝利。レギュラーツアー初優勝を挙げ、「ツアー史上最大の下剋上V」と言われた。

1988年のツアー制度施行後、主催者推薦出場での優勝は90年大王製紙エリエールの村井真由美、92年安比高原レディースの肥後かおり、98年カトキチクイーンズの上田珠代が達成しており山内で日本人4人目（アマ、外国人選手を除く）。2002年にQT制度が始まって以降、最もQTランクが低いツアー優勝者の誕生だった。ディフェンディングチャンピオンとして迎える今週のアクサレディス、山内はどんなプレーを見せてくれるのか?

＜アクサレディス in MIYAZAKI　歴代優勝者＞

週刊ゴルフダイジェスト2024年4月2日号より

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