【今月の“推し男子”】#2 平田憲聖「強みはドライバーとリカバリー」同級生の中島&蟬川に負けない勝負強さを持つ22歳
ぞくぞく若手が台頭する男子ツアーで、注目の若手をピックアップ! 今回は、先日行われた「ミズノオープン」で初優勝を飾り、全英オープンの切符を手に入れた平田憲聖。持ち味は“飛んで曲がらない”ドライバーショットと粘り強くパーを重ねるゴルフ。今季大注目の若手のひとりだ。
平田 憲聖
ひらたけんせい。祖父と練習場へ行ったことがきっかけでゴルフを始める。昨年のツアー選手権で7位に入るなどの好成績を残し1年目でシード入りを果たす
●2000年11月26日生まれ ●身長/170センチ ●体重/70キロ ●血液型/O型 ●出身地/大阪府 ●出身校/大阪学院大学附属高校 ●趣味/買い物、映画鑑賞 ●目標/PGAツアー ●ストレス解消法/愛犬との散歩 ●今季の目標/ツアー2勝目を挙げる
ライバルは同級生の2人
先日のミズノオープンで優勝し、全英オープンの切符を手にした平田憲聖。
「中島啓太や蟬川泰果は00~01年生まれの同級生なのですが、2人ともアマチュアのときからプロの試合で勝っていて、テレビ越しにすごいなと思うと同時に、悔しい思いも抱いていたんです」
とはいえ、学生時代には2人を抑え日本学生で優勝を飾るなど実力は中島や蟬川に引けを取らない。その証拠に、ツアー1年目でシード獲得、そして初優勝とスターの道を歩み始めている。
「僕の強みは飛んで曲がらないティーショット。ロングアイアンの精度には少し不安がありますが、パーでしのいでチャンスを辛抱強く待つ。これを常に意識して戦っています」と、ゴルフには超マジメな平田だが、家に帰るとその一面もガラッと変わるという。
「家に帰るとずっと愛犬(ミニシュナイザー)のププとビビと一緒にいます。時間が空けばドッグランに行ったり、買い物デートをして、心の癒しをもらっているんです。この時間があるからこそ、またゴルフを頑張ろうという気持ちになれるんです」
この先に控える初の海外メジャー全英オープン。そしてツアー1年目でどれだけ活躍し、名を轟かせられるかに注目だ。
ミスしたときのリカバリーに自信あり
耐えるゴルフがモットーの平田は、ミスした後のアプローチなどのリカバリーショットも得意。「アプローチやパターなど、グ
リーン周りには自信があるのでショットを思い切って打っていけるんです」
こんな一面も!
休みの日は買い物か愛犬とデート
休みの日はおしゃれするための買い物か、愛犬とのデートに時間を使うという。「ププとビビは僕の最大の癒しです。時間が空けば常に一緒に行動していますね。ゴルフが頑張れるのはこの子たちのおかげもあります」
1人が好きで大人数は苦手
自らの性格を大人数でワイワイするのが苦手で小さい頃からあまり感情を表に出さないタイプと語る。「1人で映画とか見るのも好きです。今はジェイソン・ステイサムが出ている作品にハマってます」
ドライバーのフェース面に一工夫
得意のドライバーを見てみると、何やら黒く塗りつぶされていた。これはアライメントを大事にしている平田の工夫。「かぶって見えるのがすごく苦手で、フェース上部とスコアラインを黒で塗ることで真っすぐ構えやすくしたんです」
自信を持っているからこそ振り切れる!
平田憲聖の1Wスウィング
月刊ゴルフダイジェスト2023年8月号より