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全米プロ優勝のコリン・モリカワがWGCも制す! “クラス19”から今季も目が離せない

PHOTO/Tadashi Anezaki

昨年全米プロで優勝し、先日のWGCワークデイ選手権も制したコリン・モリカワを筆頭に、2019年にプロ転向した“クラス19”から今シーズンも目が離せない。彼らの強さの秘密について、月刊GDでお馴染みのアンディ和田、レックス倉本、トモ・クガの3人に解説してもらった。

先日のWGCワークデイ選手権では「クラス19」のコリン・モリカワ(左)とビクトル・ホブラン(右)がワンツーフィニッシュを飾った(写真は2019年ZOZOチャンピオンシップ)

「モリカワの正確性、ウルフの飛距離、ホブランの爆発力。20年は3人の持ち味が存分に発揮されたシーズンでした」と米ツアー事情に詳しいレックス倉本さんは振り返る。

「コロナ禍で無観客試合が多かったからこそ、大学時代の試合環境に近く、実力を発揮しやすかったというのもある」とは事情通のアンディ和田さんと、連載「PGAファン倶楽部」でおなじみトモ・クガさん。

とはいえ、注目を浴びることになった今シーズンこそ真価が問われるだろう。3人のヤングガンは、さらに羽ばたくか!?

ショット精度がピカイチ
コリン・モリカワ

97年米国生まれ/175cm/72kg
カリフォルニア大バークレー校出身
19年プロ入り/ツアー4勝(うちメジャー1勝)

<19-20シーズンスタッツ>

世界ランク7位
平均スコア69.8(15位)
平均飛距離297Y(97位)
ショット貢献度1.33(5位)
パット貢献度-0.09(128位)
リカバリー率59.4%(87位)

プロ転向後、6 試合目に初優勝を果たし、その年のうちに全米プロを制した。「正確なショットが武器で、難しいコース(ミュアフィールドビレッジGC、TPCハーディングパークGC等)で力を発揮しています」(レックス)

コリン・モリカワのドライバー

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圧倒的な飛距離が武器
マシュー・ウルフ

99年米国生まれ/183 cm/体重非公開
オクラホマ州立大学出身
19 年プロ入り/ツアー1勝

<19-20シーズンスタッツ>

世界ランク15位
平均スコア70.7(77位)
平均飛距離311Y(9位)
ショット貢献度0.36(62位)
パット貢献度0.12(74位)
リカバリー率57.0%(140位)

飛ばしを武器に、とりわけ長い距離のコースで力を発揮するウルフ。「全米オープン(ウイングドフットGC )でのデシャンボーとの飛ばし合いが印象的でしたね」(トモ)

マシュー・ウルフのドライバー

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爆発力が持ち味
ビクトル・ホブラン

97年米国生まれ/178 cm/88 kg
オクラホマ州立大学出身
19 年プロ入り/ツアー2勝

<19-20シーズンスタッツ>

世界ランク14位
平均スコア70.0(22位)
平均飛距離299Y(77位)
ショット貢献度0.83(20位)
パット貢献度-0.04(115位)
リカバリー率56.6%(148位)

パット巧者のホブランは、ショットと噛み合ったときの爆発力が売り。「注目を浴びる今年はプレッシャーもあるはずなので、試練の年となるはず」(アンディ)

ビクトル・ホブランのドライバー

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月刊ゴルフダイジェスト2021年3月号より