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【中島啓太の1週間】#3 日曜日のテーマは“シンプル”。「ニッタイブルーが勝負カラーです」

昨年プロ転向し、プロとしてシーズンを戦う中島啓太。世界を見据える22歳の若武者は、シーズン中、どんなテーマをもって1日1日を過ごしているのか。ウェアという切り口から探っていく。今回は、トーナメント最終日・日曜日のテーマを聞いた。

PHOTO/Takanori Miki THANKS/東富士CC、日本体育大学

なかじま・けいた/2000年6月生まれ。2020年アマ世界ランク1位になり、2021年のパナソニックOPでアマ優勝。2022年9月プロ転向。今季国内開幕戦の東建ホームメイトカップ8位タイ。2戦目の関西OPは9位。プロ1勝目を目指す

DAY 1 中島啓太の「月曜日」
DAY 2 中島啓太の「金曜日」
DYA 3 中島啓太の「日曜日」

Day 3 中島啓太の曜日

3週連続企画・中島啓太の一週間。その最後は“日曜日”がテーマ。ツアープロにとって日曜日は、トーナメントの最終日であり、着用ウェアはいわば勝負服だ。最終日のウェアといえば、タイガー・ウッズの赤と黒が有名だが、中島啓太の場合はどんなことを意識しているのだろうか。

「最終日は集中力マックスで挑むために、ウェアは極力シンプルなものと決めています。カラーは青と白。これは3月に卒業した母校の日体大に“ニッタイブルー”と呼んでいる青・スカイブルーのシンボルカラーがあるのですが、ゴルフ部やゴルフ部以外もユニフォームなどに取り入れています。これは学生時代からの勝負カラーで、プロになっても継続しています。ブルー系のシャツに白いパンツ、白のキャップを合わせるのが、僕の最終日のコーディネート。今では習慣化されて、この色を着ると最終日のプレーへ自然に入り込んでいけます。

最終日だけではないですが、シルエットはゆったりよりも体に沿ったタイトなモノを着ます。とくに、袖の付け根部分がダボつかずに、わきの下にキュッと入ってくれるシルエットがこだわり。両わきに締まった感覚があると、全体にも締まり感が生まれて、動作自体がグッと引き締まってきます。皆さんもそうだと思いますが、ゴルフのスウィングで一番の敵はゆるむことですから…。

体に沿ってキュッと締まっていても、テーラーメイドのウェアは、シャツもパンツもあらゆる方向にストレッチするので動きたいように動けるし、汗をかいても張りつかずに生地がすぐに乾いて常に涼しいので、気分よくプレーに集中できます。気に入っているどころか、自分のプレーをサポートしてくれる機能は、まさにアスリートのウェアという感覚で着用させていただいています」

シンプルで、キュッと締まったウェアで、プレー自体までグッと引き締めていく。それが中島啓太の日曜日=最終日の勝負服。

週刊ゴルフダイジェスト2023年5月9・16日合併号より