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初代1位は比嘉一貴。新たにスタートした「インターナショナル・フェデレーション・ランキング」って?

インターナショナルプレーヤーに、より多くの機会を与える目的で制定された「インターナショナル・フェデレーション・ランキング」が1月8日に発動し、初代1位に比嘉一貴が選ばれた。

同ランキングは公式世界ゴルフランキング(OWGR)の運営委員会が立ち上げた新しいシステム。

アジアンツアー、日本ツアー、PGAオーストラレイジアツアー(豪州)、サンシャインツアー(南アフリカ)に参戦する競技者および出場予定のインターナショナルプレーヤーを見出すためにトーナメント主催者が使用するツール。つまり参考資料の意味合いを持つ。

同ランキングリストは各ツアー(アジア・日・豪・南ア)の賞金ランク上位10名の計40名で構成されるが、4ツアーの賞金王はその実績を強調するためトップ4にランク付けされる。

残り36名は賞金ランクと世界ランクの順位を考慮してランクが付く。

したがって、4ツアーの賞金王のなかで最も世界ランクの高かった(70位)比嘉が1位となり、2位に南アツアー賞金王のショーン・ノリス、3位はアジアンツアー賞金王のキム・シーワン、4位が豪州1位のJ・モーガンとなった。

ちなみに5位、6位に豪州ツアーに参戦したキャメロン・スミス、アダム・スコットが入っている。

日本勢は比嘉以外にも星野陸也(12位)、桂川有人(13位)、堀川未来夢(15位)、大槻智春(16位)、岩田寛(19位)、岩﨑亜久竜(21位)、河本力(22位)、石川遼(26位)がランクインしたが、これらは単純に世界ランクと連動している。

だがトップ4に関しては各ツアーの賞金王が自動的に入るため、世界ランク127位のノリスが同110位の星野より上という現象が起きている。

OWGRのドーソン会長は、「我々はツアーで定期的に戦う選手を特定し、彼らに出場機会を与えたいと考えています。今後ますますグローバルプレーヤーに経路を開いていきたい」と語っている。

新システムで日本勢の海外進出がより促進される?(PHOTO/Blue Sky Photos)

週刊ゴルフダイジェスト2023年2月7日号より