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【本当にあったルールの話】Vol.29「池の処置でドロップして止まった球が自然の力で再び池に入った。こんなときどうする?」

JLPGAの競技委員を務める中﨑典子さんと阿蘇紀子さんが、競技中に実際にあったルールの事例をご紹介!

ILLUST/Masaya Yasugahira

中﨑典子

中﨑典子

なかざきのりこ。ツアープロからJLPGA競技委員に転向し活躍中

阿蘇紀子

阿蘇紀子

あそのりこ。JLPGAの競技委員で米メジャーなどの経験もある

大王製紙エリエールレディスオープンの3番ホールは、167ヤードある池越えのパー3です。ある選手のティーショットはレッドペナルティーエリア(RPA)であるその池に入ったため、1罰打でラテラル救済のドロップをして処置を終えたのですが、その後で止まっていた球が傾斜によって転がり、再びRPAに入ってしまいました。

Q. 池の処置でドロップして止まった球が自然の力で再び池に入った。こんなときどうする?


A. ストロークを行う前に池に転がり入ったので罰なしにリプレース

2023年にできたこのルールは、球をドロップ、プレース、リプレースした後で、止まっている球が風や傾斜など自然の力で他のコースエリアに転がったり、アウトオブバウンズへ行って止まった場合、その球をリプレースしなければなりません(規則9.3例外2)。

今回のケースでは、ラテラル救済でカラーに止まってインプレーとなった球が、ストロークを行う前にRPAに転がり入ったので罰なしにリプレースをしました。本来ならば、元の球をリプレースしなければな
らないのですが、その球が池の中に入ってしまい、すぐに取り戻すことができなかったので別の球を使し用しました(規則14.2a例外)。

※この記事は、2023年1月1日から施行されたゴルフ規則に基づいた内容です

月刊ゴルフダイジェスト2026年3月号より