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【新ルール】ボールが地面にくい込んでいた、さぁどうする?

中里のティショットは右へ。通常なら転がって落ちてくるぐらいの急な斜面だったが、ボールは斜面の途中に止まっていた。どうやらボールが落下したときにできた自らのピッチマークの中に埋まってしまった様子。そこで中里は救済しようとしたのだが、満石が待ったをかける──。

スライスした中里の第一打

斜面に止まった球は……

(左)ゴルル会員番号47 満石奈々葉、(右)ゴルル会員番号21 中里さや香

半分以上も埋まってしまった!

救済をうけようとボールを拾い上げる中里に、満石がちょっと待った~!

ラフで自らのピッチマークの中にくい込んだ球はどう処置すべき?

  • A. 球が地表面より少しでも沈んでいれば救済できる

    正解です。旧ルールでは、自らのピッチマークによって地面にくい込んだ球を救済できるのは、フェアウェイなどの芝草が短く刈られた区域に限られていた。しかし新ルールでは、ジェネラルエリア全域(例外あり)で救済が認められる。球が自らのピッチマークの中にあり、球の一部が地表面以下にあれば、地面にくい込んだとみなされる(規則16・3)

  • B. 球が地表面より半分以上沈んでいれば救済できる

    不正解。新ルールでは、ジェネラルエリア全域(例外あり)で救済が認められる。球が自らのピッチマークの中にあり、球の一部が地表面以下にあれば、地面にくい込んだとみなされる(規則16・3)

  • C. ラフでは球が地面にくい込んでいても救済できない

    不正解。新ルールでは、ジェネラルエリア全域(例外あり)で救済が認められる。球が自らのピッチマークの中にあり、球の一部が地表面以下にあれば、地面にくい込んだとみなされる(規則16・3)

  • A. 球が地表面より少しでも沈んでいれば救済できる
  • B. 球が地表面より半分以上沈んでいれば救済できる
  • C. ラフでは球が地面にくい込んでいても救済できない

覚えておこう! ルールの新用語「距離計測器の使用」

新ルールでは、旧ルールで認められていなかった距離計測器の使用が認められるようになった。ただし、計測できるのは2点間の単純な距離のみで、高低差を計測することは認められていない(規則4.3a)。高低差を測定する機能のついた機器の場合は、高低差測定機能をオフにすれば使用することができる。

一冊持ってバッグに入れておこう。とても読みやすい新ルールの本です↓

週刊GD2019年6月4日号より