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【読者記者】No.1799 「ドライバーで飛ばそうとすると球が曲がってしまいます」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「飛ばそうとすると力んで曲がる」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/トータルゴルフフィットネス

読者記者No.1799 塚本亜由美さん

●42歳 ●会社員 ●ゴルフ歴/3年 ●ベストスコア/94 ●平均スコア/105 ●161㎝ ●ドライバー飛距離/190ヤード

先生/赤坂友昭

85年生まれ、福岡県出身。クラブの仕組みや運動力学に基づくスウィングを追究。JGTOツアーカード取得経験あり。トータルゴルフフィットネス(東京・新宿区)などでレッスン中

塚本さんのお悩み
「ドライバーで力んで曲がってしまう」


当たると200ヤード以上飛ぶのですが、ここは飛ばしておきたいと思うと力んでしまうからか、曲がってしまって逆に飛距離が出ないことが多いんです。


インパクトで、ほんのわずかだが左腕が緊張している(4コマ目)。「飛ばそう」と、プレッシャーのかかった場面では、これが力みにつながる可能性はある

塚本 ちゃんと当てようとするほど、逆に当たらない気がします。

赤坂 それは間違いじゃないです。クラブは速く振るほど、実は軌道が安定するので、曲げたくないときほど、いかに力まずにスピードを出して振るかが大事なんです。その感覚をつかむために、人さし指と親指だけの、「最弱グリップ」で振ってみてください。

塚本 速く振るほうが安定します! しっかり握ってないから、逆にゆっくりは振れないですね。

赤坂 その感覚があれば、大事なところで力まなくなると思います。

<問題点>
インパクト後も自分で振っている

飛ばしたくて「しっかり当てたい」ために、普段よりグリップが強くなったり、手首が硬くなるなどして、クラブの自然なリリースを妨げている

記者「もっとちゃんとクラブをコントロールできれば……」
プロ「むしろクラブ自身にまかせたほうがいいです」

クラブに“振られる”を体感
親指と人差し指でグリップをつまむ

両手の親指と人さし指だけで、グリップをつまむようにして持つ。この”最弱グリップ”で振ることで、自然なクラブのリリースを体感できる

この状態で振ってみよう。腕に力みがあると、インパクトでは左ひじが伸びず(引けた状態になり)、ヘッドがうまくリリースされなくなる。逆に、ヘッドのリリースを優先して振ることで、ひじが縮こまることもなく、伸び伸びフォローが出せる

Point 1
腕が負けている状態でちょうどいい

腕に力を入れずに、お互いに後ろに体を預けてクラブを引っ張り合う状態が、力みのないリリース。自分が引っ張ってしまうと、力んだリリースになる

Point 2
正しくリリースできるとフォローで左右の腕がクロスする

フォローサイドで、両腕がクロスする形になるように意識してハーフスウィングすると、リリースの感覚がつかめるはず。腕のクロスによって、「結果的に」ヘッドが走る感覚がわかるはず。逆に、ヘッドを「走らせよう」と意識すると、それが力みにつながり、腕をクロスさせられなくなる

Point 3
ヘッドは自然にインに入っていく

フォローで両腕をクロスさせるには、グリップ圧を極力ゆるめる必要がある。ゆるく握ることで、勝手にヘッドが返って、ヘッドはインサイドに入っていく

Drill 1
ドライバーを逆さにして振る

逆さまに持ったドライバーを、できるだけ速いスピードで振る。力を入れてもさほど速くは振れず、逆に力を抜くと速く振れるのがわかる

Drill 2
アイアンでヘッドの重さを感じて振る

アイアンのヘッドの重さを利用して、振り子の動きから徐々にスウィングの形にしていく。スウィング全体で力まない感覚がわかる

After
ヘッドの遠心力を使って打てるようになった!

取材後は、インパクト付近での左腕の緊張感がなくなり、明らかにヘッドが走るようになった(写真)。ヘッドの遠心力増大によって、フォローも大きくなった

<取材後記>
思った以上に脱力が必要でした

赤坂プロに、グリップは10段階の1~2くらいの力で握るのがいいと教わって、「そんな弱くていいの!?」と思いましたが、やってみると、今まででいちばんビュンと振れました。

月刊ゴルフダイジェスト2023年1月号より