Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【読者記者】No.1797「ドライバーがスライスばかり!  どうしたら方向性が安定しますか?」

【読者記者】No.1797「ドライバーがスライスばかり!  どうしたら方向性が安定しますか?」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ティーショットがばらつき、特にスライスが多い」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Hiroshi Yatabe TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東宝調布スポーツパーク

読者記者No.1797 橋本将之さん

●38歳 ●会社員 ●ゴルフ歴/10年 ●ベストスコア/110 ●平均スコア/115 ●171㎝・78㎏ ●ドライバー飛距離/250ヤード

先生/船越紀之

68年生まれ、東京都出身。高校卒業後、渡米しゴルフ修業。ゴルフ理論や指導法なども学ぶ。複数のスクールのヘッドプロを歴任し、現在は「東宝調布スポーツパーク」でレッスン中

橋本さんのお悩み
「スライスが多く方向性が定まらない」


ティーショットがばらついてなかなかスコアがまとまりません。スライスがほとんどですがたまにフックや引っかけも出ます。


インパクト前後で、手を返す動きが大きい(3~4コマ目)。もう少し早い段階でフェースを閉じ、あまり手を返さずに打てると方向性は安定しやすい

橋本 ドライバーショットがなかなか安定しません。

濱田 ボールを狙ったところに飛ばすには、「面」の意識が必要です。たとえば、トップでフェースがどこを向いているか、自分でわかりますか?

橋本 正直、わからないです。

濱田 フェースが斜め上、45度くらいに向くのがスクエアなんですが、橋本さんの場合はそれより少し正面向きなので、ややオープンになっています。ダウンスウィングもオープンで、そのまま当たるとスライス、手を返すとフックになります。真っすぐ飛ばすのであれば、まずトップで、フェースをややクローズの状態にするのがおすすめです。

橋本 そのためには、どうすればいいのでしょうか。

濱田 左手首が甲側に折れないように、しっかり真っすぐに保ってください。下ろすときは、真っすぐをキープするか、少し手のひら側に折るようなイメージを持つと、楽にボールがつかまりますよ。

<問題点>
トップの時点でフェースが開いている

トップでフェースが開いていて、そのままダウンスウィング中盤まで下りてくるので、インパクトまでにスクエ
アに戻りにくい

記者「右も多いですが左のミスも出ます」
プロ「まずは右のミスを完全に消しましょう」

トップでフェース面を上(空の方向)に向けた形を作り、そのときの両手の感覚を覚える。左手首を掌屈する(手のひら側に折る)イメージでも、逆に右手首を背屈して(甲側に折って)、手のひらを空に向けるイメージでもいいので、自分で再現しやすい感覚を探す

トップで左手首を真っすぐにする

トップの左手首とフェースの向きには、相関関係がある。甲側に折れるとフェースは開く。スクエアにするには、手の甲から腕までを真っすぐにする

Point 1
利き手で手首の角度を意識する

右利きの場合、右手首の角度のほうが意識しやすい。トップで右手のひらを上に向けるように手首を折ると、フ
ェースが閉じる

Point 2
ラケットなどで面の感覚をつかむ

Drill
インパクトで急に止めて打つ

通常と同じ大きさでテークバックし(写真左)、インパクトした瞬間にヘッドを止めるつもりでボールを打ち(写真中)、止まったところからフィニッシュをとる(写真右)。ヘッドが走り、なおかつ自然につかまえる動きになる

<取材後記>
トップで左腕が伸びるのを感じた
フェースを開かないようにしてトップまで上げるのは、かなりしんどかったです。右ひじを絞って手のひらを空に向けるので、今までより左腕が伸びて、体もねじれる感じがしました。

月刊ゴルフダイジェスト2023年1月号より