【“秋ラフ”からのショートアイアン】#3　芝に食われそうなときは「前に飛ばす」【動画あり】

週刊ゴルフダイジェスト

2022.11.28

KEYWORD アイアンラフ太田祐一

ミニツアーで115勝という驚異の勝負強さを持つ太田祐一プロに、秋ラフの攻略法を教えてもらった。続いては、ラフに負けてボールが飛ばなさそうな状況からしっかり距離を稼ぐ方法について。

PHOTO／Yasuo Masuda　THANKS／長太郎CC

解説／太田祐一

1974年生まれの48歳。ミニツアーや地方オープンを主戦場に勝ちまくる実力派（2022年11月15日現在115勝）。インスタ（@yuichi16.golf）中心に活動し、初心者やジュニア、プロまで幅広くレッスンしている

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無理に上げようとしない

芝にすっぽりと埋まってしまったり、ヘッドスピードが遅いために秋のラフでも思うように飛ばせない場合はどうすればいいのか?

「ヘッド速度が35m/s以下の方や、すくい打ちの方は特にドロップしやすいです。私も手前にハザードがない場面や奥ピンで使いますが、ラフがきついときや、秋芝でも飛ばない方は、ボール1個分右に置き、ロフトを立てて上から入れることで“前に飛ばす”と良いですよ」

球が低くなるのでキャリーは出ないが、花道を転がって乗せられる可能性もある。

「上から入れるといっても、無理やり打ち込もうとすると、当然ダフリ・トップのミスが出やすいです。振り方はそのまま、ボール位置を右へずらすことで、普段通りのヘッド軌道のなかで自然とダウンブローに当てたほうが再現性も高いし、弾道も安定します。そのためには“最下点の安定”がとても重要で、軸を傾けないだけでなく、前傾をキープすることも重要なポイントになります」