【木が目の前! どうする?】#4「木の根元」スタンスが取れないときは“背面打ち”! 打ち方のポイントは?
木がからむ状況で最もやっかいなのが、木の根元にピタッとくっついてボールが止まってしまったケース。こんなときはどうすれば? 1発でフェアウェイに出すためのテクニックを教えてもらった。
TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Katsumi Aida THANKS/ゴルフ倶楽部成田ハイツリー
解説/小野寺誠
1970年生まれ。豊富な知識と年間200を超えるラウンドレッスンによる「現場主義」の指導力に定評がある。プロ・アマチュアを指導しつつ、シニアツアーにも挑戦中
●CONTENTS●
#1 木の上を越すための番手選び
#2 低い球で枝の下を抜くコツ
#3 球を曲げる最大のポイントは”勇気”
#4 木の根元から一発脱出するテクニック
CASE 1
木の右側にあり、スタンスが取れない!
クラブを右手で持って「背面打ち」
ボールを土踏まずの真横にセット。直立して腕を脱力し、PWを短く持って真っすぐ下ろして構える。肩は動かさず、ひじと手首をやわらかく使って振り子のように振ると背中方向に飛ばせる。
CASE 2
木の左側にあり、ヘッドが当たる!
最初からフェースをかぶせておく
ボールが木にぴったりくっついている場合は、最初からフェースをかぶせて構えればトウが木に当たってフェースが開いても大丈夫。クラブを短く持ち、大振りは厳禁。
CASE 3
木の手前にあり、前方に出せない!
木にぶつけて出す方法もある
太い木の真後ろにボールがある場合は、あえて木にボールをぶつけてしまうのもアリ。角度をつけてぶつければ、後ろに跳ね返ることはなく、ボールは斜めに抜けていく。
週刊ゴルフダイジェスト2022年9月27日号より