Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【魔のダフリを食い止める!】<右足体重型>「左への踏み込み」であおり打ちを解消

【魔のダフリを食い止める!】<右足体重型>「左への踏み込み」であおり打ちを解消

「ダフリ」のミスが起こりやすいパターンとして「伸び上がり型」「右足体重型」「ルックアップ型」の3つのタイプがあるという青山薫プロ。ここでは「右足体重型」ゴルファーのダフリ対策を教えてもらおう。

PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/城里GC

石川慎一さん(44歳/HC20/ゴルフ歴15年)
「ドライバーはドローでかっ飛ばすが、アイアンはなぜかダフる」

解説/青山 薫

あおやまかおる。2009年、レッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞した小誌おなじみのシニアプロ。試合中のパッティングだけは恐怖を感じるというが、アマチュアのスウィングの悩み解決なら、これほど頼りになるプロはいない

>>あなたのダフリはどのタイプ?

  • アイアンショットのミスで最も多くのゴルファーを悩ませているのが「ダフリ」と「トップ」。青山薫プロによると、2つのミスの原因は同じだというが、ダフリやトップが出やすい人は、大きく分けて3つのタイプに分けられるという。詳しく話を聞いてみた。 PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/城里GC※登場するアマチュアの方にはボランティアとしてご協力いただきました ……

上からボールを打つ感覚を覚える

GD 右足体重インパクト代表の石川さんは、どうすればダフらなくなりますか?

青山 石川さんは、ドライバーのあおり打ちのクセがアイアンにも出ているタイプだね。もともとボールを横から見て、横からすくい上げるように打ちたいタイプだから、まずその感覚を変えたいね。

GD どうすれば感覚を変えられるんでしょうか?


青山 マーカーを4つ並べて、その中にボールを置いて打つ練習がいいだろうな。まず、いつもの自分のボール位置が真ん中だとしたら、それよりも右に置くんだ。それだけでハンドファーストになって、上から打つイメージが湧いてくるはず。

GD なるほど。そうですね。

青山 実際に打つときには、切り返しから腰を切って左足を踏み込む動作を入れるんだ。こうすると、とんでもなく右にあるボールを打つ感覚になるんだけど、それが正しいハンドファーストのインパクト。右足体重の人は、まずボールを上から打つ感覚を覚えることから始めたいね。

Point
腰を切って左に踏み込む

「右足体重のインパクトを左足体重のインパクトにしたい。そのためには、切り返しから左腰を切るように押し込んで、左足を強く踏み込む。頭はビハインド・ザ・ボールで右に残したまま。アドレスの形から腰をクイッとひねれば、インパクトの形になる感覚だ」(青山)

Drill
右足寄りに置いたボールを打つ

「マットの上にマーカーを4つ、正方形に並べて両面テープで貼り付ける。その中にボールを置いて、インパクトゾーンを真っすぐ動かすように打つんだ。あおり打ちの石川さんは、右端にボールを置いて、ハンドファーストに打ち込みやすい構えを作っておくのがポイント。切り返しから腰を押し込む動きを忘れずにね」

【レッスン後】
左への踏み込みが生まれて上から叩けるようになった

「いままでとはかなり感覚が違うので、まだ思い切って振れませんが、ダフらないコツはつかみました」(石川さん)

週刊ゴルフダイジェスト2022年7月5日号より