【かかと荷重で飛ばす】#3 今すぐできる! 足裏の感覚を研ぎ澄ませる簡単トレーニング
「かかと体重」「つま先体重」などといっても、自分の体重がどこにかかっているか、なかなか自分では気づけない。渋野日向子の専属トレーナーを務める斎藤大介氏によると、そんな人には足裏のトレーニングがオススメだという。いったいどうやって足裏を鍛えるのか?
PHOTO/Hiroaki Arihara
●CONTENTS●
#1 足裏の正しい重心移動とは?
#2 自然なアドレスはかかと体重
#3 足裏の感覚を研ぎ澄ませよう
#4 遠心力を最大限に活用
足裏のセンサーを磨いておこう
いくらかかと側に体重を乗せたくても、人間の体はそううまく動かないのが現実。だからこそ、まずは“意識できる体”を作ることが大事だと斎藤大介トレーナーは言う。
「足の裏は体の中でも鈍感な場所。裸足でゴルフをするならまだいいのですが、靴下を履き、靴を履く。多くの人は何も感じていない状態になっている可能性が高いです。つまり、意識的に動かさないとどんどん鈍感になってしまうというわけです。でも、だからといってきついトレーニングが必要というわけではありません。日頃から“少し”動かすだけで足の裏が敏感になり、意識できるようになります」(斎藤)
足の裏が意識できるようになると、体重がどこにかかっているのか当然、わかるようになる。かかとに乗ったスウィングがしやすくなるというわけだ。
「足の裏って意外と盲点なんです。ここの意識を高めると、差がつきますよ」(斎藤)
今すぐできる!
足裏の感覚を磨く簡単トレーニング
足の指でグーとパーを作る
足の指でグーとパーを作るように動かす。足裏の“可動域”が広くなり、意識を向けやすくなる。やるとわかるが、意外と難しい
足首をぐるぐる回す
イスに座った状態で足首をぐるぐる回す。右回し10回、左回し10回程度でも効果は絶大。「テレビを見ながらなど、トレーニングと思わずやることが続ける秘訣です」(斎藤)
つま先立ち
つま先立ちでバランスをとるのは思っているより難しい。足に意識を向けないとバランスを保てないため、つま先立ちしているだけで、足裏は敏感になってくる
目を閉じて片足立ち
人間は視覚情報に頼っている部分が非常に多く、それを遮ることで、より足に意識を集中できるようになる。足の裏の感覚を研ぎ澄ませ、10秒ガマンしてみよう
動きをつけると難度アップ!
慣れてきたら、目を閉じて片足の状態から、回転してみたり、手を伸ばしてみたりしてみよう。難度はアップするが、これができればかなり足裏の感覚が敏感になってきている証拠
こんなメリットも!
傾斜地に強くなる
月刊ゴルフダイジェスト2022年7月号より