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【トップコーチ考案パット練習法】#1 「正面」「後方」「アップ」3つの動画で自分のクセを知ろう

ツアーで引っ張りだこのパット専門コーチ・橋本真和氏と松山英樹のコーチ・目澤秀憲が身近なグッズを使ってできるパットの練習法を教えてくれた。まずは、自分のパットの状態をチェックするための動画での撮影方法から。

TEXT/Tadashi Anezaki THANKS/千葉CC川間C

橋本真和(右)
TPIレベル1、アスリートボディケア・セルフトレーナーなどの資格を持ち、最新機器を用いて最先端のレッスンをプロやアマチュアに行うパッティングコーチ
目澤秀憲(左)
13歳からゴルフを始め、日大ゴルフ部を経てプロコーチに。TPIレベル3を取得。2021年1月より松山英樹のコーチに就任

●CONTENTS●
>>#1 スマホでストロークのクセをチェック
>>#2 方向性が劇的にアップする「ゲート練」
>>#3 ピッタリ距離感が身につく「ガムテープ練」
>>#4 方向性と距離感を磨く3つのアイデア練

全身だけでなくヘッドのアップも撮る

現代ゴルファーの最強上達ツール、それは「スマホ」だ。「スマホの動画撮影機能を使って、正面と後方から全身を、さらにパターヘッドのアップを撮りながらだと、自宅でパターマットを使った練習だけできちんと上達できます」と目澤秀憲コーチ。この3アングルの映像で、アライメントと体の動きが網羅でき、さらにヘッド軌道は、高さも含めた「3D」で把握できる。

橋本真和コーチは、「ヘッドの高さが大事で、パッティングの振り子を『ピザのひと切れ』でイメージすると、トップとフィニッシュでヘッドが高くなりますが、ヘッドを低く、真っすぐ引く人は、『ピザ』の形が崩れて、最高点、最下点ともずれてしまう。そうすると、しっかり加速してヒットできないんです」と指摘。まず自分の姿を知ることが、上達への第1歩なのだ。

低く長く引こうとすると
支点がズレて振り子にならない

グリップエンドが、「みぞおち」までつながっている状態をイメージして、パターの軌跡が「ピザのひと切れ」のような形になるのが理想。支点がずれると「ピザ」の扇が崩れる

動画でチェックすべきは「打ち出し」と「振り幅」(タッチ)

【Check Point 1】
狙った方向に打ち出せているか

主に後方からの映像で、アドレスでのフェースの向きや、打ち出し直後のボールの転がりをチェック。狙った方向に真っすぐ出ればOK

【Check Point 2】
振り幅が左右対称になっているか

正面からの映像では全体のストロークをチェック。振り幅は左右対称になっているのがベスト。転がしたい距離に応じたトップの大きさが必要

動画の撮り方は「正面」「後方」「アップ」の3つ

【正面】
振り幅や体重配分をチェック

正面からは、体重配分やボール位置など基本的なセットアップ情報がわかる。また、振り幅が左右対称かは必ずチェックしたい

【チェック項目】
◎振り幅 ◎ボール位置 ◎頭や両肩の高さ ◎左右の体重配分 など

【後方】
アライメントをチェック

後方からは、肩のラインがスクエアかどうかなど、アライメントをチェックしたい。上体の前傾角度や、ボールとの距離も確認

【チェック項目】
◎肩のアライメント ◎ボールとの距離 ◎前傾角度 ◎ヘッド軌道 ◎シャフトと腕の関係 など

【ヘッドのアップ】
出球の方向やヘッド軌道をチェック

ヘッドを振り子運動させると、トップではヘッドが地面から浮くので、必ずその部分をチェック。後方から撮って出球の方向も確認したい

【チェック項目】
◎ヘッド軌道 ◎出球の方向 ◎ヘッドの高さ ◎打点 など

橋本&目澤コーチ考案の効果抜群ドリルをチェック!

>>方向性が劇的にアップする「ゲート練」
>>ピッタリ距離感が身につく「ガムテープ練」
>>方向性と距離感を磨く3つのアイデア練

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月26日号より