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【人気連載アーカイブ】遊ぶつもりでやってみて Vol.16「自分のクセを知りたければ動画が一番!」

家族全員がチャンピオンの経験のある四国イチのゴルフ一家「二宮家」。その長男でありベストスコア59(!)のトップアマ・慎堂さんが、ゴルフに対する独特の考え方や一風変わった練習法を紹介。上達のヒントが満載!

ILLUST/Masaaki Takauji

前回のお話はこちら

練習場で自分のスウィング動画を撮っている人をよく見かける。うちの練習場にはないが、都会の練習場には録画機能つきの打席もあると聞き、羨ましく思っている。

というのも、ボクもスウィング動画を撮るのが大好きだからだ。スマホが出てからはヤバイくらい撮っている。黙々と球を打つと5分で飽きてしまう練習も、カメラがあればナンボでも練習できる。そのくらい面白いし、気づくことも多い。

撮影するスウィングはドライバーからパターまで全部。撮る方向も正面、飛球線後方、背面といろいろな角度から撮るようにしている。

撮った動画でチェックするのは、目標に対してきちんとアドレスできているか。それから、テークバックとフォローでクラブの位置を確認し、軌道が極端にインサイドアウトになっていないか、またはアウトサイドインになっていないか確認する。後方から、トップとフォローのヘッド位置をチェックすることもある。両者があまりにもズレていたら、軌道が狂っている証拠だ。

パターの場合は、『スマホザウルス』というホルダーを使い、ヘッドの動きを接写することもある。撮った動画をスローで再生すると、インパクトでフェースが開いてるか、閉じてるかつぶさに見てとれる。最近の携帯って、ほんと綺麗に撮れるので、面白くて仕方がない。

パットではインパクトのフェース向きに注意。動画を撮ることは自分のスウィングを客観的に見ることができるため、効果大!

そうそう、面白いといえば、自分目線の動画! 

先日、国体で優勝経験のある友人が「パットが入らない」とボヤいていたので、スマホを顔に当て、彼目線の動画を撮ってあげたら「めっちゃ、インサイドアウトに引いてるやん!」って叫んでた。自分の目で見るのと、動画を客観的に見るのとでは全然違うんだよね。

録音した自分の声が「え、こんな声なの?」と思う感覚に似ているかも。

自分目線の動画撮影はボクのまわりで、結構流行っていて、「この目線よくない?」とか「いや、こっちのほうがイケてるよ」とか、自慢し合うこともある。

まぁ、そんなヘンテコな仲間が近くにいないので、ひとりで練習したい、という人にはドライブレコーダーの自転車版『サイクルレコーダー』がおすすめ。本来はハンドルやヘルメットにつけるものだけど、ボクはそれをオデコにつけて、自分目線の動画を撮るのが気に入っている。再生すると「インパクト前にこんなに顔が傾いてるのか」と、意外な発見があるのだ。

実は知り合いにドローンを10台以上もっている“ドローンマニア”がいるので、いつか彼の協力を得て、頭上から撮影してみたい! そう思う今日このごろである。


全員がチャンピオン! 二宮家

(左から)●慎堂(ボク)1983年生まれ。13、15年四国アマ優勝。HC+2。ベストスコア59 ●英二(父)1958年生まれ。90、95年四国アマ優勝。HC0。練習場経営 ●薫(母)1960年生まれ。94~97、01、03年四国女子アマ優勝。HC2。主婦 ●歌奈子(妹)1985年生まれ。07年四国女子アマ優勝。HC5

週刊ゴルフダイジェスト2017年2月7日号より