【“素振り”で上達!】#4 左ひじ引け、スウェイ、伸び上がり…厄介なクセを解消する5つの素振り
特別な練習器具を必要とせず、クラブさえあればできるのが“素振り”。とはいえ、ただ闇雲に振るだけでは効果は見込めない。そこで目的別のオススメ素振りメニューを堀越良和プロに教えてもらった。今回は「左ひじ引け」や「スウェイ」といった厄介な悪癖を解消するための素振りをご紹介!
PHOTO/Shinji Osawa THANKS/クレアゴルフフィールド
解説/堀越良和
小誌連載「ギア選びのウソホント」でもお馴染みの通称“キング・オブ・試打”。ギアだけでなくフィジカルにも精通するプロ
●CONTENTS●
#1 もっと「素振り」をやるべき理由
#2 ラウンド前・練習前にやっておきたい3つの素振り
#3 「下半身リード」が身につく3つの素振り
#4 厄介なクセを解消する5つの素振り
チキンウィング(左ひじの引け)を解消
スプリットハンド素振り
左手は通常のグリップ位置、右手はシャフトのグリップ側を握って構える。このとき左ひじは伸ばさなくていい。その状態でクラブを振ると、インパクトでヘッドが手を追い越す動きが学べ左ひじのたたみ方が身につく。
左手1本素振り
クラブを逆さまにして左手1本でクラブを握る。右手は腰に当ててクラブを振る。フィニッシュでシャフトが背中を叩くことを意識すると、フォローでの左ひじのたたみ方が身につき、チキンウィングが解消される。
「左ひざの流れ」を解消
リードレッグ素振り
ダウンスウィングで左ひざが飛球線方向に流れる人は右足を後ろに引きつま先で立つ素振り。右足を左足の真後ろにすると難度が増す。難しい人は両足の間隔を広げてみよう。
「スウェイ」を解消
トレイルレッグ素振り
テークバックで右サイドにスウェイするのを解消するには左足を後ろに引きつま先で立つ素振りがいい。右足だけで体を支えアドレスからトップの位置までの動きを繰り返す
「前傾キープ」に効く
クラブ立て素振り
体の正面でグリップを地面に着けて立てたクラブを左手で持ち、クラブと体の間に右手を通す素振り。前傾が崩れるとクラブが傾くので、傾けないように手を振ると前傾を維持できる。
週刊ゴルフダイジェスト2022年3月22日号より