Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【上達の玉手箱】Vol.95「“目玉”のバンカーはたった一つの工夫で簡単に出せる」

【上達の玉手箱】Vol.95「“目玉”のバンカーはたった一つの工夫で簡単に出せる」

日々技術向上のため研鑽を惜しまない片山晋呉の連載「上達の玉手箱」。今回のテーマは、バンカーの目玉の打ち方について。

TEXT/Yumiko Shigetomi

前回のお話はこちら

目玉はフェースを開かずにとにかく力任せにドーンと打つという人が多いですよね。それでも出すことはできるかもしれませんが、出すだけで精いっぱいだし、ヘッドが深く潜って振り抜けないから下手したら手首を痛めたりします。


僕の目玉の打ち方は、フェース面が自分のほうを向くくらい閉じた状態でグリップするんです。トウがターゲットを向いた状態になるのですが、これだとヘッドが砂の抵抗をあまり受けないで打てて、ボールがポーンと前に飛んでくれます。

フェースが自分のほうを向いているのにボールが前に飛ぶのが不思議に思うかもしれませんが、バンカーはもともとボールを打つというより砂を飛ばすものなので、砂が飛んだ方向にボールも飛んでくれます。フェースの向きは関係ないんです。

トウから入れば砂の抵抗が減って抜けが良くなる

トウをターゲットに向ければ砂の抵抗が少なくなるから、大きく力任せに振らなくてもヘッドが抜けてくれる。試合中も目玉になったらこの打ち方をするが、実はあまり気づかれることがない

週刊ゴルフダイジェスト2022年3月15日号より