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【待ってろ、ウエハラ!】Vol.21 林の中からの鉄則は“一番広い”スペースを探すこと

ラグビー元日本代表の大畑大介が、高校の同級生で元メジャーリーガーの上原浩治をゴルフで打ち負かすべく、精鋭コーチ陣に教えを請う本連載。第21回は、前回の続き青木翔コーチのもと、本番力を高めるラウンドレッスン。ティーショットを林に入れてしまった大畑のとった行動とは?

ILLUST/Koki Hashimoto TEXT/SHOTANOW PHOTO/ARAKISHIN THANKS/六甲国際パブリックコース

前回のお話はこちら

勝負事で快感なのは、それまで低かった自分の評価をガツーンとひっくり返すとき。試合前に対戦相手より下馬評が低いとナニクソ! って気持ちになるけど、それがパワーになって良いパフォーマンスにつながることもある。いや、むしろオレはそのほうが多い。相手にしたら、弱いって思っていた相手が実力あるとビビるでしょ。対戦中、うまくいけば動揺させることもできる。ただ、強い相手と勝負してるときはやっぱりピンチの連続になる。きっと上原との対戦もそうなるはず。でもそのピンチをしのいでこそ、チャンスが転がってくるってもの。だからピンチのときこそ我慢して耐えるプレーが必要。追い込まれた状況でも、諦めたらそこで試合終了。相手がビビるようなしぶといゴルフをマスターして、ジャイアントキリングしたる。待ってろ上原!


林の中からはアプローチの応用

1番ホールでは見事なフェアウェイキープを見せた大畑氏だったが、2番パー4のティーショットでは一転、左の林に入れてしまう。

大畑 これはなんともわかりやすいピンチ。でも、もうティーショットのミスは引きずってられん。

青木 そう、一打一打気持ちの切り替えが大事です。

大畑 青木コーチはきっと2オンするやろうから、ここはオレも同じく2オンを狙っていかなアカン。

青木 こんな足場の悪い林の中からグリーン狙うんですか?

大畑 そうや、諦めの悪さなら誰にも負けん。グリーンに乗るまでは前進あるのみ。

青木 忘れてた、それが大畑流でした。林の中は周りに木があってフルスウィングがしにくいのと、枝葉が生い茂ってるので、高い球も打てません。だからロングアイアンで小さく振るのがセオリーです。

大畑 小さいスウィングでしっかり振るやり方なら、アプローチ練習で教わったな。それをロングアイアンでやればいいんやね。

青木 このホールは僕のアドバイスも聞いてくれるし、練習したことも思い出しててバッチリですね。なんかいつもの大畑さんらしくない気もしますが……。

大畑 それ、どういうこと! 天才は日々、進化するのだ。

青木 林の中から出すときは、一番広いスペースを探します。この場面なら距離は稼げませんが右側が開けているので横に脱出を……、って言い終わらないうちに、もう前に向かって打ってるし!


狙いがシビアでも攻めるのが大畑流

またしても、青木コーチのアドバイスを聞かずにショットに移った大畑氏。しかし、ボールははかったように木と木の間をすり抜け、見事に花道の前まで転がっていった。

大畑 なんや、狙いが違ってたならもっと早く言ってよ。

青木 いや、言ってるそばから打ち始めちゃうから。それにしてもナイス、いやグレートアウトです。

大畑 本当はもう1本左の木の一番狭い空間を狙ったんやけど、まぁいいところまで進めたからええか。

青木 ゴルフのスケールがデカすぎる。本当に天才なのかもしれない……。

大畑 セオリーも大事やけど、自分より強い相手を出し抜くには、攻めるところはガッといかんとね。でも次からはアドバイスを参考に、一番狭いところは避けるようします。

林の中からの脱出という超実戦的なシーンも攻略? して、青木コーチも驚く成長を続ける大畑氏。続くアプローチも難なくこなし、見事にパーをセーブした。次回はパー3で、さらに周囲の度肝を抜くショットを見せる。刮目して待つべし!

【オオハタ’s MEMO】
林の中からもとにかく攻める!
でもセオリーも忘れずに

令和の武蔵になる!

オオハタダイスケ

大畑大介。1975年11月11日生まれ。ラグビー元日本代表、伝説のウイング。大阪の東海大仰星高で上原浩治と同クラス。ゴルフのベストスコアは91だが「本気を出せば上原に勝てる」と豪語するスーパーメンタル&フィジカルでゴルフ修行へ

迎え撃つは

ウエハラコウジ

上原浩治。1975年4月3日生まれ。読売巨人軍の元エースで、メジャーリーグでも活躍したレジェンド。マウンド上の緊張感を今はコースで味わうのが楽しいという根っからのアスリート気質を持つエンジョイかつ本気ゴルファー。同窓生・大畑の挑戦を待つ

週刊ゴルフダイジェスト2021年12月14日号より

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