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【上達の玉手箱】Vol.92「グリップの汚い名プレーヤーはいません」

日々技術向上のため研鑽を惜しまない片山晋呉の連載「上達の玉手箱」。今回のテーマは“グリップ”について。

TEXT/Yumiko Shigetomi

前回のお話はこちら

僕はプロでもアマでも一緒にプレーしたらまずはグリップがきれいかどうかをチェックします。きれいかきたないかというのはハッキリとした答えがあるわけではないけど、例えばタイガーのグリップは誰が見てもきれいと感じますよね。歴史的に見てもニクラスとか一流選手はグリップがきれいで、きたないグリップで強い選手はいないんです。


以前この連載で「水がこぼれるようなグリップはダメ」という話をしました。指のあいだに隙間があるグリップはきれいじゃないし、力んで見えたりするのもダメ。隙間は空いてないけど窮屈でもなく、両手に一体感があるグリップがきれいに見えるんです。

グリップは必ずスウィングに影響を与えるので、きたいないグリップのまま練習しても上手くはなれません。みなさんも1度グリップを見直してみてください。

きれいに見えるかどうかは、インターロッキングなど握る形とは関係ない

月刊ゴルフダイジェスト2022年1月号より