【通勤GD】30ヤードくらいの短い距離でショートばかり。それならハンドファーストに構えてインパクトの再現性をアップ!
読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する週刊ゴルフダイジェストの人気連載「ゴルフジム」。今週の通勤GDはアマチュア浜上さんのお悩みを上野プロが解決!
【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。
今週のお悩み!
30ヤードくらいのショットが苦手。
ピンを狙ってもショートばかりです
レッスン前の浜上さんの30ヤードショット
浜上 短い距離のアプロー チが打ちにくいです。ピン まで突っ込もうと思っても、 ショートが多いです。
上野 距離感が合わずに、ショートめになってしまうのは、打点が安定していないからです。浜上さんの場 合、インパクトがハンドフ ァーストにならずに、シャフトが垂直になった状態で当たっているのが気になります。短いアプローチの場合は、アドレスで最初からハンドファーストに構えて おくことで、安定的にハンドファーストのインパクトになり、打点が安定します。
ココが原因!
「インパクトで手元が後ろに残りすぎです」
タメができずにアドレスの形に戻る
アプローチはスウィングが小さいため、 シャフトが垂直な状態からスタートしてしまうと、ダウンスウィングでのタメが 作られずに、単にアドレスの形に戻ったインパクトになりやすい
浜上 最初からインパクトの形を作っておくんですね。
上野 そういうことです。フルショットの場合は、スウィングの大きさによって、 ダウンスウィングでタメができて、ハンドファーストに当てやすくなるんですが、 アプローチの場合はスウィングが小さくて、手元の形を変化させるだけの時間がないですから、アドレスはインパクトと形の差が少ないほうがいいんです。
浜上 なるほど。
これで解決!
ハンドファーストに構えて
インパクトの再現性を上げよう
ポイント①
最初から手元を左にずらして構える
アドレスの段階で、ハンドファーストのインパクトの形を再現しておく。 ボール位置は普段通り(左足かかとからスタンス中央の範囲)にしたまま、手元だけを目標方向に送るイメージ
【NG】
ボールを右に置いてハンドファーストにしない
ポイント②
テークバックでは肩を縦に回転させる
左肩を少し下げるような感じで、肩を縦に回転させてテークバックすると、ヘッドがスムーズに上方向に持ち上がり、ダウンスウィングでも鋭角な入射角でボールをとらえやすくなる
【ドリル】
ヘッド後方にボールを2個置いて打つ
ヘッドから30~40センチ後方にボールを2個、縦に並べて置いておき、 それにヘッドが触れないようにテークバックして打つ。ヘッドを鋭角に上げ、鋭角に下ろす感覚がわかる
上野 それと、テークバックでヘッドを低く引きすぎているのもよくありません。 スウィングのスタートで、 肩を横回転させると、ヘッドがインサイドに低く引かれてしまうので、少し左肩を下げるようなイメージで、 肩を縦回転させてください。そうすると、ヘッドが鋭角に持ち上がるので、下ろしてくるときも上からボール をとらえやすくなります。
浜上 今までと感覚がまるで違って、カツンとクリー ンに当たります!
週刊ゴルフダイジェストより
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