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【通勤GD】メジャーチャンプコーチ青木翔の「笑顔のレシピ」感情に任せるのはNG。怒り方にもお作法があります Vol.13 ゴルフダイジェストWEB

メジャーチャンプ渋野日向子を育てた青木翔に“コーチング”のこだわりを語ってもらう本連載。ゴルフだけでなく、仕事や育児に頑張っている人に読んでもらいたい。今週の通勤GDは「笑顔のレシピVol.13」。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

【青木翔】
あおきしょう。1983年3月28日生まれ、福岡県出身。大学を卒業後、プロを目指すも27歳のときに指導者の道を志す。2012年に自身のアカデミー「ASGA」を設立。渋野日向子をはじめ、数々のツアープロや全国トップレベルのアマチュアゴルファーの育成に努めている

前回のお話

なぜ起こられたのかを
気づかせる

僕がジュニアの選手とのコミュニケーションで、特に気を付けているのが怒り方です。怒るときにもっとも重要なことは、自分の感情にまかせないということ。感情で怒ると、伝えたいことのほとんどが彼らに届きません。

子どもにとって怒っている大人というのは、僕らが思う以上に怖い存在です。怒られたほうは「怒られている」という事実が強く残ります。そんなとき、小中学生の子どもたちは、その理由にまで思いを馳せることなんてできません(笑)。

だから怒るときには、最初に「怒っている理由」を説明します。例えばラウンド中にふざけていたり、他人の邪魔をした子がいたとします。ラウンド後にいきなり怒ると、大半は「スコアが悪かったから」とか「技術面がうまくできなかったから」と思い込みます。

だからまず「今日は各ショット、自分のプレーに集中するのを目標にしてたのに、ふざけていたか
ら怒っている」ということを伝えます。もちろん僕だって、毎回こんな賢者のように語りかけられ
ているわけではありません。

時には強く言うべき時も必要です。でもそのトーンで話をしたら、相手はどう受け止めるかを一度考えてから「怒る」という手段を使ってみましょう。

なぜ怒られているのかを理解すれば、その先の気づきに到達するのも早くなるでしょう。

TEXT/SHOTANOW 

PHOTO/ARAKISHIN

週刊GDより

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