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ザックリを防ぐには『カーン』。ゴルフの悩みは「オノマトペ」で解決! <ショートゲーム編>

TEXT/Kenji Oba PHOTO/Yasuo Masuda、Norio Tsuburaoka
THANKS/サザンヤードCC

物事の状態や動きを音で表現する「オノマトペ」が、ゴルフの上達に役立つという北野正之プロ。ショットだけでなく、アプローチやパットでこそその効果を発揮するというのだが……。

解説/北野正之

女子プロやアマチュアの指導経験が豊富。伸び悩むゴルファーへ「気づき」の指導を得意とし、メンタルやコースマネジメントにも精通。埼玉県・松原ゴルフアカデミーでレッスンを行う

>>前編はこちら

『ポーン、コロコロコロ、ピタッ』
ピンに寄る音をイメージしよう

「オノマトペの効果が最大限に発揮されるのがショートゲームです」と北野プロは語る。ショートゲームの狙いはカップに寄せる&入れる。そこに求められるのは、精度の高い方向性と距離感だ。

「たとえば人を呼ぶとき、目の前にいるなら小さな声で十分ですが、20m離れていたら大きな声を出しますよね。ショートゲームに求められる距離感は、それと同じなんです。だからこそ、オノマトペが効果を発揮するんです」

ポーンと上げて、コロコロコロと転がり、ピタッと止まるアプローチ。あるいはコツンと当て、ツツツーッと転がり、最後にコロンと入るパット。ショートゲームにおけるオノマトペは、イメージが膨らむほど、成功率も高まるという。そこで具体例で説明してもらった。まずはアプローチの2大ミス、ダフリとトップからだ。

「トップしやすい人には厚く入りそうなオノマトペ。『ダーン・ドーン』が有効でしょう。またダフる人は『カーン・コーン』といった乾いた音にすると、クリーンに当たるイメージが膨らむはずです。ヘッドの入れ方は、ライへの対応などにも応用できます」

グリーン上でよくプロがボールを転がす仕草でラインを確認する姿を見たことがあるだろう。あの仕草も頭のなかではオノマトペが使われているという。

「たとえばパットで緩む、あるいはパンチが入るといったミスは、鮮明なイメージ、つまりオノマトペが浮かんでいないからなんです。インパクトの強さ・転がる速度などを音でイメージできれば、パンチも緩みも高確率で防げます」

オノマトペは音を伸ばす、跳ねる、濁す、言葉をつなげる……など多彩な言葉で表現できる。オノマトペならどんな球が打ちたいかを明確にイメージできるのだ。魔法のようなオノマトペ、試さない手はないぞ!

【アプローチ】
ダフリ&トップの解消は

当たるときの音イメージ

【パット】
打てない人は『パチン』

打ちすぎる人は『スーッ』

【距離感】
飛んで、転がって、止まる。

一連のボールの動き音でイメージ

ショートゲームで重要な「距離感」もオノマトペで作ることができる。ボールをどれぐらいの時間宙に浮かせ、どれぐらいの距離を転がし、どこで止めるか。これも音でイメージすることで、思い通りの弾道を描きやすくなる

球筋のイメージが重要な
リカバリーショットこそオノマトペ!

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月6日号より