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【人気連載アーカイブ】イザワの法則2016「飛ばしたいときアマチュアは“手”を使い、プロは“体”を回す」

世界も認めた美スウィンガー・伊澤利光が、ゴルフで大切にしていることを語る連載「イザワの法則」。今回は、どうやったらプロのように軽やかに遠くに飛ばせるのか、飛距離につながる打ち方にについて聞いてみた。

TEXT/Daisei Sugawara THANKS/福岡レイクサイドCC(PGM)

前回のお話はこちら

フィニッシュまで
体を回し切らないプロはいない

伊澤 アマチュアが飛ばそうとすると、一生懸命「手を速く振ろう」としてしまうんでしょね。そうするとどうしても力が入って、逆に遅くなってしまう。飛ばしたいのであれば、全体の回転を速くする必要があります。

GD プロは「手を振る」イメージはあまり持っていないということですか。

伊澤 基本的には、手はいつも体の正面にあって、体と一緒に回るイメージです。体を速く回すと、手が振り遅れやすくなりますから、その分だけ手を使うという感じでしょうか。

GD アマチュアが「速く回れない」理由はなんでしょうか。

伊澤 わりと多いのが、体重移動をしなきゃいけないと思い込みすぎて、回転よりも横への動きが強くなってしまっている人ですね。スウィング中に、アドレスした時の両足の外側の線から体がはみ出てしまう人は、横方向に動きすぎです。

GD 横への動きが強いから、回転速度が遅くなってしまう?

伊澤 そういうことです。とにかく最後までクルクル回る意識を持つことが大事なんです。フィニッシュまで回り切っていないプロはひとりもいませんよね。最後まで振り切るというか、「回し切る」というのがヘッドスピードを上げる唯一の方法と言っていいかもしれません。

GD それでも、どこかに力感を入れるポイントがあるのではないでしょうか。例えば、よく「シャフトのしなりで飛ばす」という表現がありますが、そのために何かすることはないのでしょうか。

伊澤 わざわざ「しならせよう」としなくても、しなるべきところでシャフトはしなります。具体的には、切り返し直後からダウンスウィングの後半にかけて、いちばんしなりますが、その部分で力感を変えてしまうと、それが原因で最後まで振り切れなくなったりします。

GD それは本末転倒ですね。

伊澤 ラウンドレッスンで毎回、必ず振り切ることを課題に出しますが、途中で「疲れますね」というアマチュアが多いんですよ。それだけ普段は振り切っていないということなんですね。いつも振り切っていれば、回転の速度を上げるには足を踏ん張らないといけないとか、いろいろわかってくると思います。

体の回転スピードを上げよう

切り返しで手から動かしてしまうと、絶対にヘッドスピードは上がりません。腰と肩をまず回して、手はそれに追随することが大切です。手を振る速度よりも、体の回転速度を上げるほうが、飛距離には有効です。

【POINT 1】
手を体の正面から外さないで振る

力を入れて振ろうとすると、手と体の回転が連動しなくなり、むしろ効率が悪くなる。手は常に体の正面に保つイメージです

【POINT 2】
体を速く回すと振り遅れやすい

基本的には、手(腕)は使わないほうがいいが、体の回転速度を上げると、腕が振り遅れやすいので、「その分だけ」は腕を振ってあげましょう

【POINT 3】
腰と肩は同時に回すくらいでいい

「手から切り返さない」ことが最重要ポイントです。腰、次いで肩、その後に手がついてくる。手が先にならなければ、腰と肩は同時でもいいでしょう

伊澤利光

1968年生まれ。神奈川県出身。学生時代から頭角を現し、プロ入りしてからは、プロも憧れる美しいスウィングの持ち主として活躍。2001年、2003年と2度の賞金王に輝く。また、2001年、マスターズで日本人最高位(当時)の4位入賞。現在はシニアツアーを中心に活躍中

月刊ゴルフダイジェスト2016年4月号より