Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【教えて! なっち先生】Vol.43 冬のアプローチはパター、PW、SWの3つを使い分けよう

【教えて! なっち先生】Vol.43 冬のアプローチはパター、PW、SWの3つを使い分けよう

グリーン周りのアプローチでは「ボールのライ」に応じて適切な打ち方や番手も変わってくる。状況に応じたパター、PW、SWの使い分け方を、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代にイラストを交えて詳しく解説してもらおう!

>>前回のお話はこちら


Lesson 43
冬場のアプローチはライによって
パター、PW、SWを使い分ける


冬の時期はコースが乾燥しているのでグリーンも硬くなりやすい状況です。こうなってしまうと、ナ
イスショットをしてもグリーンからボールが転がって出ていきやすいので、アプローチの機会が増えてきます。

今回は、冬場のグリーン周りのアプローチについてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!

転がし主体で寄せるなら
順目はパター、逆目はPW

グリーン周りのアプローチでは、まず初めにショットと同じようにボールのライを必ず確認しましょう。

転がしで寄せられる距離で、なおかつボールからグリーンに向かって芝が順目の状況なら、芝の抵抗を受けにくいのでパターでの寄せが一番有効です。

芝が順目なら、パターでのアプローチが有効。左手の甲の角度を保ってストロークしよう。逆目の場合だと、芝の抵抗を受けてボールが跳ねてしまうので注意が必要

こういった状況では通常のパターのイメージでストロークするだけで、ボールはカップに向かって転がっていきますからパターでの寄せをお勧めします。ストロークの際は、手首を使いすぎないように左手の甲の角度を保ったままストロークしましょう!

しかし、逆目の場合では、芝の抵抗を受けてボールが跳ねてしまうので注意が必要です。この状況では、ラインに乗らなくなったり、距離感も合わせづらくなってしまいます。

そんなとき、お勧めしたいのがPWでのアプローチです!

まず、クラブをすごく短く握りましょう。目安は右手の人さし指がシャフトを触るくらい短く握ります。クラブを短く持ったぶん、ボールの近くに立って、いつもよりアップライトに構えましょう。ボールはフェースのセンターよりもトウ側にセットして、ヒールを浮かせます。

こうすることで、ソールが地面に接する面積が小さくなるので、芝の抵抗を少なくでき、ザックリを阻止することができます。PWはクラブのロフトが立っているので振り幅が小さくてもOKです。振り幅が小さくて済むこともダフリ予防につながります。

あとはパターと同じように手を使うことなくストロークしましょう! イメージとしては、ダウンブローではなくレベルに振り抜き、逆目の芝を少しだけ起こしてあげる程度にストロークします。

逆目の場合は、PWでのアプローチがオススメ。右手人さし指がシャフトを触るくらい短く握り、そのぶんボールの近くに立ってアップライトに構えよう。ボールをフェースのトウ寄りにセットして、パターのようなストロークで打とう

上げたい場合はSW

転がし主体でなく適度に高さを出したい場合はSWを使いましょう。ただし、PWよりもロフトが寝ているので振り幅が大きくなりますから、ダフリやザックリのミスも出やすくなってしまいます。そのためダフリ対策を行う必要があります。

一つ目はフェースを開いて構えることです。フェースを開いて構えると手前からクラブが入ってもソールが先に当たるので滑ってくれることでザックリになりづらくなる効果があります。

二つ目はボールを右足の前に置きましょう。ボールを右に置くことでクラブがダウンブローに入るのでダフリを軽減することができます。ダウンブローに入っても、フェースが開いているのでボールはロブショットのように上がりすぎることなく適度な高さで打ち出されていきます。フェース面を保ったまま、低めのフィニッシュでストロークを収めましょう。

グリーン周りのアプローチでは、これが正解といった答えはありません。ご自身で得意か不得意かを知っておくことが大切です。いろいろ練習してみて、選択肢を持っておきましょう!

ぜひ参考にしてください!

適度に高さを出したい場合は、SWでアプローチしよう。ダフリやザックリを軽減するためにフェースを開き、ボールを右足の前に置いて打とう

大谷奈千代

1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う

週刊ゴルフダイジェスト2026年2月3日号より