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【冬のグリーン周り攻略法】#3 湿ったラフ、凍ったグリーン、枯れ芝…こんなときどうする?

常に80台で回りたいと思ったら、「グリーン周りの強化」がおすすめ。本気でスコアアップを願う人に、冬の厄介なライからでも自信を持って打てるようになるコツをお届け!

TEXT/Daisei Sugawara、Masato Ideshima PHOTO/Takenori Miki、Yasuo Masuda、Tadashi Anezaki、Shinji Osawa THANKS/静ヒルズカントリークラブ、千葉カントリークラブ川間コース・梅郷コース、日本カントリークラブ

木名瀬和重さん 水戸で「クラブ工房キナセ」を営むトップアマ。25年の「TOTOジャパンクラシック」では畑岡奈紗のキャディとして優勝に貢献
木名瀬裕隆さん 和重さんの息子で4年前からゴルフを始める。もともとアプローチは苦手だったがたくさん練習したことで今は得意に

CONTENTS●
#1 入射角をゆるやかに
#2 フェースでボールを包み込む
#3 冬の難ライ攻略法①
#4 冬の難ライ攻略法②

インサイドアウトで抵抗を減らす

冬は寒さで芝の状態が大きく変わる。霜が降りているときは、インサイドアウトで打つのが効果的だと木名瀬和重さん。

「超インサイドアウトにすることで、ヘッドの先側からラフに入っていくので湿ったラフに負けることなくスウィングできます。刃がラフに刺さりにくいのでザックリしにくい。ヘッドをラフに滑らせるようにしてドロー回転をかけるつもりで振れば、キレイにヒットできます」

湿ったラフに負けないように、芝を切り裂くように右後ろから体の正面に向かってヘッドを出していく。ボールは上げようとしなくていい

Point
右足を引いてフェースをかぶせる

超インサイドアウト軌道にするために、アドレスでは右足を引いてヘッドの通り道を作る。フェースをかぶせることでドロー回転がかけやすい

打ち方よりも落としどころが最重要

朝イチのグリーンで驚くほど跳ねてオーバーした経験がある人は多いだろう。そんな状況では“どう打つか”ではなく“どこに落とすか”がポイント。

「グリーンに直接ボールを落とすと、硬いので跳ねて飛んでいってしまう。なので、落としどころはグリーン手前のカラー。そこから、数バウンドして転がって寄せるイメージです。なるべく球の勢いは出したくないので、クラブはSWでフワッとした球筋で打っていきたいです」(木名瀬和重さん)

グリーンに直接着弾させると、硬さのせいで勢いよく跳ねてグリーンオーバーしてしまう。カラーかもしくはもっと手前に落としてそこから転がすイメージで打つ

いつもよりゆっくりスウィング

「フワッとした球筋で打ちたいのでスウィングスピードをいつもより落としてゆったり振ります。すると初速も落ちて、柔らかな球筋で飛んでくれます」

シビアに考えなくても「グリーンより手前でいい」と考えられれば、寄せようという気持ちにならずプレッシャーも少なくなる

3Wでパターのように打つ

アプローチは必ずしもウェッジが正解とは限らない。状況に応じて、より成功率が高いクラブを選ぶことも重要だ。

「枯れ芝でSWを使うのはかなりリスキーです。ならば、フェアウェイウッドなど、より簡単で確実に寄せられるクラブをチョイスするのが賢明だと思います。僕は“3Wでの転がし寄せ”がオススメ。ロフトが立っているので、振り幅も小さくて済みますし、安定感抜群です!」(木名瀬裕隆さん)

芝が薄く枯れたライはインパクトがシビアになるので、ソールを滑らせて使える3Wが寄せやすい。「球は上げず、手前からコロコロと転がすイメージです」

Point 1
棒立ちでパターのように構える

ショットというよりパッティングと同じ要領でアドレスするのがコツ。「スタンスは狭めに構え、ヒールをやや浮かせることで、突っかかることなく振れます」

Point 2
ソールを浮かさず滑らせる

ヘッドはほとんど浮かさず、ソールを滑らせて横から払い打つ。「パットと同じストロークでいいんです」

月刊ゴルフダイジェスト2026年3月号より