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【「体の正面で打つ」を極める】#3 トップでは少し“外して”上下のギャップを作るんです
月刊ゴルフダイジェスト
レッスンでよく「体の正面で打て」という言葉を耳にするが、果たして正しく理解していて、実践できている人がどれぐらいいるだろうか。そこで今回は、「体の正面で打つ」とはどういうことか、どうすれば実現できるのか、詳しく話を聞いてみた。
TEXT／Daisei Sugawara PHOTO／Hiroaki Arihara、ARAKISHIN、Tadashi Anezaki THANKS／ハイランドセンター、知多CC、ETGA愛知校
解説／米田貴
よねだ・たかし。江連忠の一番弟子としてコーチング技術を学ぶ。ETGA愛知校チーフインストラクターとして多くのアマチュアを指導
レッスンでよく「体の正面で打て」という言葉を耳にするが、果たして正しく理解していて、実践できている人がどれぐらいいるだろうか。そこで今回は、「体の正面で打つ」とはどういうことか、どうすれば実現できるのか、詳しく話を聞いてみた。 TEXT／Daisei Sugawara PHOTO／Hiroaki Arihara、ARAKISHIN、Tadashi Anezaki THANKS／ハイランドセ……
レッスンでよく「体の正面で打て」という言葉を耳にするが、果たして正しく理解していて、実践できている人がどれぐらいいるだろうか。そこで今回は、「体の正面で打つ」とはどういうことか、どうすれば実現できるのか、詳しく話を聞いてみた。 TEXT／Daisei Sugawara PHOTO／Hiroaki Arihara、ARAKISHIN、Tadashi Anezaki THANKS／ハイランドセ……
トップでは少し外してOK
体の正面で打てれば正しい軌道でスウィングできることは分かったが、ずっと正面のままだとトップが浅くなって飛ばなくなるのではないか? 米田プロに聞くと
「もちろん体の正面に腕やクラブがあり続ければ再現性は高くなります。ですが、それでは飛距離は出せないので“トップであえて外す”動きを入れて、上下のギャップを作ることが必要なんです。このギャップが大きければ大きいほど、捻転差が生まれて飛ぶわけです」
“あえて外す”とはどういうことか?
「外すと言っても、あくまで肩幅の範囲内に腕がいることが条件で、しっかりとしたバックスウィングを行うことで自然に“少し”外れていくんですよ。この範囲にさえ収まっていれば、トップである程度どこにいても問題はありません」
Point 1
クラブを担ぎ肩を大きく回す
Point 2
右股関節で受け止める
テークバックでは、右の股関節で体重を受け止めるように回転する。左足が右に寄りすぎないように注意。横に流れるとトップで上手にギャップを作れなくなる
インパクトで“戻す”
ポジションを覚えておこう
トップで外すということは当然“戻す”ことが必要だ。米田プロは体の正面で打てる、正しいインパクトを記憶することが、うまく戻す第一歩だと言う。
「イメージとしてはインパクトでクラブが元の位置に戻ることがゴール。そのインパクトの形は自分にとって一番力が入るポジションであることが大事なんです。その形を作ったら30秒ほど静止して、体に覚え込ませてください」
Drill 1
クラブでタイヤを叩く
タイヤでなくても重い物や大きいものを叩こうとすると負けまいとして自然と体に力が入り、強く叩ける動きが覚えられる。タイヤを叩くことで、インパクトで力が入る状態を作りやすくなる。切り返し以降、左わきを開けないことと、腹筋に力を入れて押し込むようにする意識を持とう
Drill 2
重くて大きいものを投げる
大きいものを投げるとき、振り遅れたり、インパクト付近で体が戻ってきていないと真っすぐ投げられない。右に飛んでしまう人は、力が抜け体だけが先行した動きになっている証拠
月刊ゴルフダイジェスト2025年10月号より
