【ゴルフジム】「フェアウェイウッドがほとんど当たりません」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「フェアウェイウッドがほとんど当たらない」というもの。その解決法とは?
PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東京ゴルフスタジオ


教える人/吉本舞
よしもとまい。佐賀県出身。USLPGA「ティーチング&クラブプロフェッショナル」の資格を持つ。レッスンでは楽しみながらの上達を目指す。動画配信チャンネル「maimai GOLF」などを通じレッスン動画を多数公開。「東京ゴルフスタジオ」インストラクター
<今週のお悩み>
「フェアウェイウッドがほとんど当たりません」
●堀口敦実さん(63歳/身長177cm/ベストスコア86/平均スコア95)
イン-アウトの特徴が強いスウィング。イン-アウトはヘッドが低く入って高く抜ける傾向があるので、地面にあるボールを直接ヒットするのは、どちらかというと難しい。インパクト後のフェースターンも、やや急激すぎる
堀口 ウッドが苦手で、バッグにはそもそも3番ウッドが入っていないくらいですが、5番ウッドもなかなか当たらないんです。
吉本 堀口さんは元々ドロースウィングなので、ダウンスウィングで右の骨盤が下がる傾向があるんですね。それだとどうしても長いクラブはダフりやすいので、まずは右骨盤を下げないで打つ感覚をつかむことが大事です。たとえば、右足を少し引いて、なおかつかかとを上げた状態でスウィングすると、右骨盤を高くして振る感覚がわかると思います。
堀口 ヘッドが上から入りますね。今までは、右わきを縮めてヘッドを低いところからイン-アウトに振っていたのがわかります。
ヘッドをインから入れすぎています

吉本 イン-アウトだと、フォローで手元が体から離れていってしまうんですが、できれば手元と体との距離を一定にして、体の回転でクラブ(ヘッド)が円弧を描くように振れると、もっといいです。右足の外側にヘッドを「置いて」、ヘッドで地面をずっとこすりながら、体の回転でフォローまでもっていってみてください。
堀口 ああ、何となくフェードのイメージになりますね。クラブを左に振り抜く感じで。
吉本 そのほうがヘッドが低く、長く動くので、ウッドのスウィングには向いているんです。
堀口 インパクトの後、何もしなくても、いつの間にかヘッドが手元を追い越してくれる感じがします。
これで解決!
「右骨盤が高い状態をキープして
ヘッドを上から入れよう」
Point
右足を引きかかとを上げて打つ

Drill 1
ヘッドを地面から
離さずに振る

自分を中心に手元とクラブを「丸く」振ると、ヘッドをずっと同じ高さで動かせるので、フェアウェイウッドでボールを「拾い」やすくなる。右足の外にヘッドを置き、体の回転でフォローまで引っ張る
Drill 2
ボールの先にタオルを置いて打つ

ボールの先、5センチ程度のところにタオルを敷き、タオルごとめくるイメージで打つ。無意識にボールの先に最下点をもっていくことができるので、クリーンなインパクトの感覚がつかめる
週刊ゴルフダイジェスト2025年4月29日号より
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