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自宅でできる薄芝アプローチ攻略法<前編>「パターマットでキャリー1ヤード」から始めよう

春先はまだ芝の状態が整っておらず、難しいライからのアプローチを強いられることもしばしば。そんな状況でも、安定してアプローチを寄せられるように、パターマットを使ってできる練習法を小島謙太郎プロが教えてくれた!

PHOTO/Tadashi Anezaki THANKS/作州武蔵CC

小島謙太郎 こじま・けんたろう。1988年生まれ。栃木県出身。ラウンドレッスンが好評なほか、曲打ちを得意とし、日本アーティスティックゴルフ協会会長も務める。ゴルフスタジオNIKKO GOLF BASE KOJIKEN主宰。日光CC所属

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小さな動きの中に
大事な要素が詰まっている

――春のシーズンインが迫ってきて、ラウンドが待ち遠しいところですね。

小島 春は冬の間に傷めつけられた芝がそのままの状態ですから、そもそもアプローチが難しい季節です。まずはコースに出る前に、冬の間に眠っていたアプローチの感覚を目覚めさせる必要があるんです。

――どんな練習をすればいいのでしょうか?

小島 パターマットを使って、キャリー1ヤードから始めます。

――1ヤードですか? それなら家でもできそうですが、でも、そんな短い距離で練習になるんですか?

小島 短い距離だから意味があるんです。短い距離ほど、体をちゃんと使わないと正確にインパクトできませんから。SWが体の正面から外れないように、体の回転に合わせてフェースをローテーションさせて、ちゃんと体の正面でインパクトできているかを確認します。1ヤードから始めて、2ヤード、3ヤードを打っていきます。

――手先で打たない?

小島 そうです。体を使って打つ動きをいまのうちに思い出しておくことが、コースに出て、謎のダフリやトップを連発させない対策になるんです。

Point
体の回転を使って体の正面でインパクト

「冬の間に忘れていたアプローチの動きを呼び覚まします。ミスショットを防ぐには、手先ではなく、ちゃんと体を使って振ることが大切です。両ひじを地面に向けて、体の回転を使って体の正面でボールをとらえる感覚を確認します」

練習①
キャリー1ヤード、2ヤード、3ヤード

「短い距離ほど、ちゃんと体を使わなければ正確に打てません。キャリー1、2、3ヤードを繰り返し打つことで、体の動き、インパクトの感触をつかみます。これで、たとえ30ヤードのアプローチでも体の正面でボールをとらえる準備が整います」

●キャリー1ヤード

両わきを締めて、体の回転を使ってゆっくりとしたテンポで1ヤードを打つ

●キャリー2ヤード

同じように体の回転を意識して打つ。自然と1ヤードよりも大きな振りになる

●キャリー3ヤード

振りの大きさは2ヤードと変わらないが、ここまでくれば実戦でも使い道は多い

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週刊ゴルフダイジェスト2025年4月1日号より