【アプローチ】ゆっくり打つほど上手くなる③ 9Iの転がしはおなかに力を入れて、58ビートで振ろう

2019.06.02
ついつい手先だけでコツンと打ってしまいがちな、ショートアイアンのランニング。レッスン①②の日下部光隆プロに続いて、若手の池村寛世プロにも効いてみた。ゆっくりとしたテンポで転がし寄せていく、その方法を伝授してもらおう。

【解説】池村寛世プロ いけむらともよ。1995年生まれ。鹿児島県出身。横峯さくらの「さくらゴルフアカデミー」でゴルフを覚えた。2年連続シード権を獲得。次に狙うは初優勝だ
ゆっくり打つ9Iのランニングアプローチ
── どんな状況で9Iを使いますか? 池村 ボールが花道やカラーにあって、ピンまで上りのラインのときに、9Iのランニングをよく使いますね。 ── ゆっくり振って転がすコツを教えてください。 池村 ボクが意識するのは腹筋です。おなかに少し力を入れて、腹筋を締めた状態で打つと、腕や肩の力が抜けて、やわらかく使えるんです。こうすると速くは振れないので、自然とゆっくりになるんです。 プロのアプローチショット平均「60ビート」よりも、じゃっかん遅い「58ビート」
ゆっくり振るから58ビート
9Iの転がしでゆっくり振るコツ
【ゆっくり振る①】 腹筋に力を入れて打つ 池村 ランニングだからといって、手先で打ってしまうと、テンポが速くなってミスをしやすいし、距離を合わせるのも難しくなります。ボクがランニングをするときは、お腹に力をグッとこめて、腹筋を使って振っていきます。この感覚なら手打ちにはなりにくいです。

【転がし番外編】グリーン奥のカラーからウッドで転がし
【ゆっくり振るコツ】 FWのソールを滑らせる グリーン奥のカラーにこぼれてしまって、ピンまで10~15ヤードくらい距離があるときは、FWの転がしも使います。感覚としてはパターと同じ。グリップもパターの握り方です。ソールを滑らせる意識で、超ゆっくり振ります。
パターよりカンタン


グリップはパターと同じに握り、ソールを滑らせて打つ。9Iよりさらにゆっくりの55ビートだ
