【フェアウェイを獲るドライバー】#3 グリップを変えて曲がりが激減!「ハンドルを握る時も意識しています」
スコアをまとめるには、当たり前だがドライバーを真っすぐ、フェアウェイの幅に収めることが大事。今回は競技に出てその大切さを痛感しているトップアマに、フェアウェイをキープするためのコツを聞いた。
TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Arakishin、Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa、Tasanori Miki、Kosuke Mori THANKS/東名古屋CC、日光CC、乃万ゴルフ、千葉CC、一ノ割ゴルフセンター
※アマチュアのみなさんにはボランティアとしてご協力いただきました
●CONTENTS●
#1 フェアウェイキープの重要性
#2 ティーショットの7割は“直ドラ”!?
#3 グリップを変えたら曲がりが激減
#4 インパクトさえキレイなら形は関係ない
岩立勝利さん(54歳 /HC0.4)
いわたてかつとし。もともと競技ゴルファーであったが、ブランクを経て48歳から競技に再チャレンジ。現在は千葉CCの社員として勤務
フェースの開閉を減らす握り方に変更
体を止めて手首を返す、昔ながらの打ち方をしていた岩立さん。しかしそれでは、フェースの開閉が大きすぎてタイミングが合わないことも多かった。どうすれば開閉を抑えられるか考えた結果、グリップを変えることにした。
「もともと極度なフックグリップで、フォローで右手を返していたので、ローテーションが強く入っていました。そこで右手をスクエアグリップにしたんです。手首の動きが抑えられ、インパクトゾーンでフェースが“真っすぐ動く”時間が長くなりました」
長年続けていたグリップを変えるには、かなりの違和感があったという。
「今でも元のグリップに戻りそうになります。なので、車のハンドルを握るときは右手をちょっとかぶせるよう握ったりして日常でも意識しています」
過度なフックグリップをスクエアグリップに
右手の平が空を向くようなフックグリップだった岩立さん。「僕の場合右手がフックグリップだと、フォローで手首を返してしまい、フェースが返りすぎて真っすぐ使えないんです」
ハンドルを握る右手を少し
かぶせ気味にしています
車やカートを運転するときはあえて右手を上から握るようにして、日頃から右手をスクエアに握れるよう意識している
以前は体を止めて手首を返していた
体を止めてフェースを返す打ち方では、タイミングを合わせるのが難しく曲がり幅が大きかった。グリップを変えたことで過剰な手首の動きが減り、フェースの開閉が少なくなった
ココを意識1
左肩と右肩を入れ替える
両肩の位置を入れ替えることだけを意識してスウィングする。手首を返すなど余計なことを考えなくなるので、スウィングが安定しやすい
ココを意識2
右手のひらで押していくイメージ
フェース面を意識するには右手のひらがおすすめ。「右手のひらでグッとボールを押していく感覚です。右手のひらが返ると、ヘッドも返っている証拠なので、フェース管理がしやすいです」
岩立さんの1Wスウィング
「インパクトの前後30センチを真っすぐ動かしたいので、なるべく手首を返さないことを意識しています。また、僕はトップを大きくしすぎると安定感に欠けるので、やや低めのトップを心がけています」
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月刊ゴルフダイジェスト2024年12月号より