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【150Yからパーを取る】#3「インパクトは点ではなく“線”で考える」

練習場ではそこそこ狙った場所にいくのに、いざコースに出ると、なかなか乗らない「150Y」。そこで今回は、百戦錬磨の競技アマたちに、150Y前後の距離をしっかり乗せるための考え方について聞いてみた。

TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroaki Arihara、Shinji Osawa、Masaaki Nishimoto THANKS/嵐山CC、赤城国際CC、森林公園GC、ハンズGC、天野山CC、豊洲ゴルフベース

※アマチュアのみなさんにはボランティアとしてご協力いただきました

●CONTENTS●
#1  アイアンは“飛ばそう”としないこと
#2 意識は常に“ボールの左側”
#3 インパクトは“線”で考える
#4 着弾までの秒数までイメージ
#5 エッジまでの距離も必ず測ろう

せき・てつや。アイアンの精度を上げるためにスウィング改造に今年から取り組んでいる群馬を代表するトップアマ。今年の群馬県シニアで優勝

横からグッとボールを押す

直接ボールにコンタクトすることは鉄則だが、上から入りすぎるのも危険だと話すのは日本ミッドアマなどの出場経験のある関徹也さん。

「僕の場合、もともと入射角が鋭角でした。それだとインパクトが点になって、効率が悪くなってしまう。そこで、もっと横から払い打つことを意識して振るようにしました。ミスが減っただけでなく、再現性がアップしたので球に強さも出てきました」


線で考えると効率良く力を伝えられる!

線で考えられると、フェースにしっかり当たる確率も高くなり効率よくボールに力を伝えられる。ボールを押す感覚を持てるとより“線”を意識できる

Point 1
トップで右わきを締める

以前は上から打とうとして、トップで右わきが開いていたと関さん。「入射角をゆるやかにするために、右わきを閉じて横から入ってくるようにしています。わきが開くと縦振りになりやすいです」

Point 2
切り返しで左腰から動かす

「下半身から動かすことで、腕が遅れて下りてきて、ゆるやかに横から入ってきてくれます。切り返しで左足かかとに体重を乗せていく感覚です」

左お尻で後ろ側を押すイメージ

お尻側に壁などをイメージして、それを押すように振り下ろすと、左足かかとに体重を乗せやすい

注意!
手を使いすぎると鋭角になりやすい

手を使うとクラブが鋭角に下りてきやすいので、極力使わないことを心掛けている。「昔のスウィングが染み付いていて、手首を返すように使ってしまうことがあります。体主体を強く意識しています」

おかもと・たく。22歳からゴルフを始め、あまりの楽しさに当初は毎日のように練習場に通っていた。競技アマの先輩に教えてもらいめきめき上達。昨年は日本ミッドアマにも出場

ヘッドを“遠く”に上げていく

関さんと同様、インパクトを点ではなく線で考えたことで安定感がアップした岡本さん。

「低く長くクラブを使うようになってミート率が上がりました。最も意識しているのは手の距離は変えずテークバックでヘッドを遠くに上げること。最初が肝心で、そうするとインパクトをゾーンでとらえやすくなります」

「スウィングの流れを止めないように意識しています」

「スウィングの流れを止めないよう、テークバックからフィニッシュまでつながるように振っています。打つことを意識したり、力みが入るとインパクトが点になりやすいんです」

Drill
インパクトからボールを飛ばす練習

フォローで低く長く出すために効果的と教えてくれたのは、インパクトのポジションから振る練習。「ボールを押す感覚も養えますし、インパクトを線で意識できます。アドレスでインパクトの形を作っておくと動きやすいです」
  • 練習場ではそこそこ狙った場所にいくのに、いざコースに出ると、なかなか乗らない「150Y」。そこで今回は、百戦錬磨の競技アマたちに、150Y前後の距離をしっかり乗せるための考え方について聞いてみた。 TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroaki Arihara、Shinji Osawa、Masaaki Nishimoto THANKS/嵐山CC、赤城国際CC、森林公園……
  • 練習場ではそこそこ狙った場所にいくのに、いざコースに出ると、なかなか乗らない「150Y」。そこで今回は、百戦錬磨の競技アマたちに、150Y前後の距離をしっかり乗せるための考え方について聞いてみた。 TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroaki Arihara、Shinji Osawa、Masaaki Nishimoto THANKS/嵐山CC、赤城国際CC、森林公園……
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  • 練習場ではそこそこ狙った場所にいくのに、いざコースに出ると、なかなか乗らない「150Y」。そこで今回は、百戦錬磨の競技アマたちに、150Y前後の距離をしっかり乗せるための考え方について聞いてみた。 TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroaki Arihara、Shinji Osawa、Masaaki Nishimoto THANKS/嵐山CC、赤城国際CC、森林公園……

月刊ゴルフダイジェスト2024年11月号より