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シングルになりたいと願うなら、競技に出て「1打の重み」を知ることが大切です

TEXT/Toshiyuki Funayama PHOTO/Yasuo Masuda
THANKS/六甲国際GC

30歳からゴルフを始め、トップアマとして活躍したのち、49歳でプロ転向。会社経営の傍ら、2020年には日本シニアオープンを制するまでに至った異色プロ・寺西明が、自身が考える「ゴルフの急所」について、読者からの疑問に答える形で解説していく。


社会人になってからゴルフを始め、ハンディキャップ14。どうしてもシングルになりたいのですが、シングルになるために必要なことは何ですか?( 大阪府・佐々木真司さん・51歳)


競技ゴルフで得られる経験は
何物にも代えがたい

私は幼少期から学生時代は野球や空手を経験し、20代の頃はビリヤードに熱中して、プロになれるレベルにまで上達しました。30歳で本格的にゴルフを始めて、1年も経たないうちに、競技ゴルフに出ていましたね。たしか、パブリック選手権だったと思いますよ。もちろん、ゴルフのレベルはまだまだでしたが、それが上達のいちばんの近道だと、それまでの競技経験で分かっていたからです。

同じ1ラウンドでも、プライベートと競技では得られる経験値に大きな差があります。競技ゴルフをやっていると、1打足りずに予選落ちしたり、トップアマレベルなら優勝や全国決勝への出場を逃したりということが起こります。私もそういう悔しい経験を何度もしました。もちろん、その逆で1打に救われたこともあります。質問者の方もシングルを目指すなら、競技ゴルフに出て、“一打の重み”を知ることです。競技になると普段と同じ飛距離が出なくなる。そんなトップアマたちをたくさん見てきました。私もアマ時代にドライバーでイップス気味になった経験があります。それも一打の重みを知ったからです。

どうすれば一打でも少ないスコアで上がれるのか。自分に足りないものも見えてきます。明確な目的を持った練習ができるようになるので、上達のスピードが早くなるんです。競技に出るようになって、私が必要だと思ったのは状況に応じて球筋を打ち分ける技術でした。だから、練習場では意図的に球を曲げる練習をたくさんするようになったんです。

たとえば、球の曲げ方が分かるとOBやハザードなど、絶対に打ってはいけないサイドを避けることができるようになります。ヘッドの動きを意識しながら、球を曲げる練習をすることで、スウィングの質もおのずと高まります。

本番を想定して“曲げ球”を練習しよう

<フェード>
ヘッドを左に振り抜いていく

「私の持ち球はフェードボール。基本的にはこの球筋でコースを攻略しています。下半身主導で切り返して、一気に体を回転させていく。下半身の動きに引っ張られて腕とクラブが自然と左に振り抜かれるのが理想です」

<ドロー>
胸をボールへ向けたまま振り抜いていく

「持ち球のフェードを基本にコースマネジメントしますが、状況に応じてドローも打ちます。基本的にはボールに対してインサイドにヘッドを入れるイメージ。上体が早く開くとインサイドアウトに振り抜けないので、胸をボールに向けたまま振り抜くのがポイント」

月刊ゴルフダイジェスト2021年5月号より