【大西翔太のSWINGど真ん中】Vol.10 インパクトは“理想の形”を強く意識しよう
ゴルフのスウィングを基礎からしっかり学びたい人や、初心者にゴルフを教えたい人は必見! 青木瀬令奈のコーチを務める大西翔太が、最新理論を踏まえた“ど真ん中”のスウィング理論を指南。
TEXT/Masato Ideshima PHOTO/Shinji Osawa THANKS/リトルグリーンヴァレー船橋
インパクトは一瞬の動きですが、形をイメージすることは理想のインパクトを実現するために必要なことです。理想の形とは左足7に対して右足3の体重配分。このとき、頭は絶対にボールよりも右側にあること。これはPGAツアーをはじめとする世界のトッププレーヤーが必ず守っているインパクトの理想の形です。
では、なぜこの形が理想なのか? まずボールにパワーを伝えるために左足に体重が乗っていないといけないから。次に、頭がボールよりも右側にあることで、軸ができて遠心力が生まれるからです。多くのアマチュアの方の悩みである飛距離不足や左右の曲がりは、頭(上体)が左サイドに突っ込んで、軸が崩れることが大きな原因のひとつです。
力を伝えるのであれば左足に10でもいいのでは? と思うかもしれませんが、それだと上半身の回転が止まってしまうんです。右足に3残す理由は上半身の回転力を生むため。この理想の形を体現するためのドリルが先にインパクトの形を作って、そこからスウィングすることです。まずはイメージしないことには思い通りの動きができないことを理解しておくべきです。
プロや上級者は力が入っていそうな形になる
左足7に対して右足3の体重配分が理想のインパクトの黄金比率。インパクトは一連の動きの中の一瞬だが、理想の形をイメージしておかなければ、理想のインパクトを実現できない
上体が突っ込みパワーが伝わらない
ボールを叩こうとするとどうしても左サイドに頭や体が突っ込み過ぎる傾向がある。頭がボールよりも少しでも左に行ってしまった時点で体の回転が止まり、スムーズにクラブを振れなくなる
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月刊ゴルフダイジェスト2024年9月号より
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