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【通勤GD】芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」Vol.36 曲げたくないなら飛ばさない勇気を ゴルフダイジェストWEB

GDライブラリ
2019.07.08

「飛ばない屋」で通してきた芹澤信雄プロ。無理に飛ばそうとしなくてもいいとは考えていたものの、飛距離アップに興味がなかったわけではない。ゴルフ人生で飛距離アップの工夫はあれこれやってきましたという。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

芹澤信雄プロ
1959年生まれ。ジャンボ尾崎に「世界一パーパットが上手い」と評されたパットの名手。1987~2000年にツアー5勝。その後シニア1勝。飛距離優先時代をショットの質で生き抜く。チーム芹澤ゴルフアカデミー主宰。

飛ばすときは右軸、曲げたくないときはセンター軸

僕はずっと「飛ばない屋」で通してきましたし、無理に飛ばそうとしなくてもいいとは考えていましたが、プロとしてツアーで戦う以上、飛距離が出るに越したことはありませんから、飛距離アップに興味がなかったわけではないだけに、これまでに飛距離アップの工夫はあれこれやってきました。

なかでも、96年に日本プロマッチプレーに勝って5年シードを得た後、スウィング改造に取り組んで飛距離アップを図ったときは、アッパーぎみにボールを捉える意識を持ったりして、結構本格的に取り組みました。

しかしその結果は、いいとこ10~15ヤードの飛距離アップと引き換えに球が曲がるようになってしまい、生命線であるアイアンのスウィングなどに影響が出るなどして、結局元に戻しました。

やはりどうやったって、自分のキャパシティ以上の飛距離を出そうとすると、曲がるんです。スウィング全体のレベルアップを図ることで、その結果飛距離を伸ばすというのならいいんですが、飛距離だけを特化してアップさせようという考え方は危険なんです。

ですが、逆の考え方をすれば、曲げてもいいなら普段よりも飛ばすことはできます。広いホールや、リスクを覚悟で飛距離が必要な場合など、右軸のイメージでアッパーに振ってやれば、ドライバーは飛んでくれますからね。

飛ばすときはアッパーぎみ、曲げたくないときはティを残すようにレベルに振る

さらに言えば、曲げたくないときは、飛距離を犠牲にして強振せずにミートを重視すれば曲がりにくいスウィングをすることもできます。

こういう方法を知っていると便利ですが、特殊なスウィングはあとのショットに影響が残ることがあるので、注意は必要ですよ。

【通勤GD・今日のポイント】飛ばしたいときと曲げたくないときでは軸を変える

【飛ばしたいとき】右体重のままアッパーに振り切る

ドライバーを普段よりも飛ばしたいときは、ボール位置を左よりにし、右軸でアッパー目に振り抜くのがポイント。普段より右に多めに体重をかけて構え、そのまま右体重で振っていく。力むと、上体が左に突っ込みやすいので注意。飛距離は出るが曲がるリスクが高いことは覚悟しよう。

【曲げたくないとき】左右5対5のままレベルに振り抜く

飛距離を落としてでもドライバを曲げたくないときは、スタンスを少し狭めにし、ボール位置は普段よりも右寄りにセット。左右5対5の体重配分でその場で回転するように振る。コンパクトトップ、レベル軌道を意識し、ヘッドでボールの上をなぞるようなイメージだ。

月刊GDより