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【雨ゴルフ攻略】<スウィング編>飛距離はいつもより“半番手減”でOKです

雨の日のゴルフの不快感を払拭しスコアをまとめる秘訣を、年間ラウンド数250以上という“ラウンドの達人”が指南。最後は、雨の日にスウィング面で意識すべきことを教えてもらった。

TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Katsumi Aida THANKS/マクレガーCC

解説/小野寺誠

おのでら・まこと。1970年生まれ。豊富な知識と年間250ラウンド以上コースに出る「現場主義」の指導力に定評がある。雨の日のゴルフにも多くのノウハウを持っており「雨はむしろ好き」と言い切る

  • 雨の日のゴルフの不快感を払拭しスコアをまとめる秘訣を、年間ラウンド数250以上という“ラウンドの達人”に教わった。 TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Katsumi Aida THANKS/マクレガーCC 解説/小野寺誠 おのでら・まこと。1970年生まれ。豊富な知識と年間250ラウンド以上コースに出る「現場主義」の指導力に定評がある。雨の日のゴルフにも多くの……
  • 雨の日のゴルフの不快感を払拭しスコアをまとめる秘訣を、年間ラウンド数250以上という“ラウンドの達人”が指南。ここでは、プレー中にできる雨対策の工夫について教えてもらおう。 TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Katsumi Aida THANKS/マクレガーCC 解説/小野寺誠 おのでら・まこと。1970年生まれ。豊富な知識と年間250ラウンド以上コースに出る「現場主……

いつもの飛距離を求めない

雨に濡れないことが平常心のプレーにつながるとはいえ、カッパも着ているし、やはり普段どおりにスウィングしにくい点も雨ゴルフの難しさだ。しかし小野寺プロは「雨なのに普段どおりのショットをしようとするからおかしくなる」と言う。

カッパを着た状態では体が回りにくいので、普段のようにスウィングしようとするとバランスを崩す。だから普段よりもコンパクトなトップで、普段よりも「半番手減」の飛距離でプレーする意識が大事なのだ。


「意図的に振り幅を抑えようとすると、ゆるみにつながります。スタンスを少し狭め、グリップを短く持てば、スウィングアークも自然と小さくなります。この状態で、アゴの下で左右の肩を入れ替えるようにスウィング。これで大振りは防げます。上から打ち込もうとせず、スウィングの最下点でボールを拾うようなイメージがおすすめです」

このほかショートゲームの注意点も教わったので、意識してプレーしてみよう。

スタンス幅を狭くし、グリップを短く持つことでスウィングアークは自然に小さくなり、トップも勝手にコンパクトになる。これで大振りは防げる

Point 1
スタンス幅を狭めて最下点でインパクト

スタンス幅は7番アイアンで靴幅2足半、ドライバーで3足半以内が目安。体重移動を抑えて、上から打ち込もうとせず、軌道の最下点でボールを拾うように打つのがポイントだ

Point 2
アゴの下で肩を入れ替える

スウィングはコンパクトでも、手打ちにならないように、アゴの下で左右の肩が入れ替わるイメージを持つ。これでも体の回転は必要十分、かつスムーズに行われる

Point2
フィニッシュはシャフトが垂直でOK

アドレス時にできた右肩・手元・ヘッドの三角形を崩さずにスウィング。手首の動きは抑え、振りすぎずにシャフトの立ったフィニッシュを意識しよう

バンカーはフェースを開かずに
リーディングエッジで砂を削る

濡れたバンカーは砂が締まってソールが弾かれやすい。フェースもスタンスも開かずスクエアに構え、リーディングエッジで砂を削り飛ばすイメージで打とう

アプローチは転がしよりも
上げて止める

濡れたグリーンは軟らかく止まりやすいうえ、ボールが転がりにくい。ランが計算しにくいので、SWやLWで上げて止める狙い方を優先しよう

週刊ゴルフダイジェスト2024年6月25日号より