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【アプローチ】自分に合った顔・ソール・バウンスの見つけ方。今野康晴プロの3打目勝負ウェッジレッスン②

GDライブラリ
2019.07.18

計算された3打目をいかにカップへ近づけるか、という道具がウェッジ。アプローチの打ち方と自分に合ったギアがマッチしたとき、あなたのウェッジワークは劇的に変わる。今回は自分に合ったウェッジを選ぶことの大切さと選び方を、正確なショットとアプローチを武器にツアー7勝を挙げた今野康晴プロに聞きました。その第2回。

【解説・指導】今野康晴プロ
岐阜県出身。ツアー7勝の実力者。現在はアマチュア向けのレッスンにも取り組む

今野プロのドンピシャウェッジは「ボーケイSM4 260・08」

今野 ボクのウェッジは、もとも とのソール形状が〝ドンピシ ャ〞なので新たに削ったりしていません。 打ち方が良くても、合わない ウェッジを使っていたらその 動きができなくなってしまう こともある。特に顔とソール の作りが大事ですね。

顔つき
「丸すぎないで、やや面長。いろいろできる顔つきです」
今野 ヒール側が低くてトウ側がツンと上に広がっていく、やや面長でオーソドックスなカタチが好み。トップラインがフェースにかけてゆるやかに落としているところもイイんです。

バウンス
リーディングエッジの絶妙な浮き具合。バウンスのおかげです」
今野 ソールのリーディングエッジ側に丸みがあって、接地したときに歯の浮き具合がちょうどいい。ここのバウンスが上手いこと当たって滑るので地面に刺さらないんです。

誰にでも、打ちやすいソール形状とバウンスがあるものです

今野 バウンス角の数字は同じでも膨らみの頂点がソールのどこにあるか、モデルによって微妙に違います。ソールの形状が合わなくて、地面に刺さってしまうこともある。そういうウェッジを使い続けたらチャックリをして、それをイヤがって手が縮んでトップして……。自分の打ち方に合うソールやバウンスを見つけることが大事ですね。

自分に合わないモデルは”アプローチ下手”になる危険もある!

ソール形状が合わなくてザックリがでることがあります
         ⇓
ザックリしないよう手が縮んで今度はトップ
         ⇓
アプローチが苦手になってしまう人が多いんです

人気ウェッジのソール形状チェック!

同じモデルのソール違いを並べて見た今野プロは「えっ、これ全部が同じモデルなの?」とビックリ。ソールの座りやバウンスの違いによって別顔に見えることもあるようだ。4モデルのソールの違いを見てみよう。

RTX4 ツアーサテン(クリーブランド)

三日月状にソールを削ったLOWは球乗りがイイ。MIDとFULLもソールが邪魔しない

「ソール後方が大きくグラインドされています。ワザが使えます」

「後方がスッと落ちている。ほどよくバウンスが効いて抜けがいいソール形状です」

「ソール全面が地面に設置、ダフっても滑ってくれます」

今野 開けるLOWはロフトが大きく見えて上がりやすそうで、打つと球がフェースにしっかり乗る。MIDとFULLは56度なりの低めの球が出そうで、ソールが効くけれどハネません。

ボーケイ フォージド(タイトリスト)

テクニシャンはM。お助けソールのKでザックリ回避

「スクェアでも開いても打ちやすい多機能ソールです」

「抜けが良くてフェースの開き具合を自在に操れるソール形状です」

「開かなくてもバウンスがしっかり効くワイドソールですね」

今野 Mはピンチをチャンスに変えるロブが打てそう。Sは最もオールマイティ。オートマチックでアバウトに打てるKは幅広でハイバウンスのわりにソールがハネないですね。

ミルドグラインド HI-TOE(テーラーメイド)

どちらも開ける。”抜け”を求めるか、”効き”に頼るか

「ソールの後方やヒール側を落としています。開きやすいウェッジです」

「ラフやバンカーといったライの対応力に優れるダブルバウンスです」

今野 ノーマル(4WAYソール)は真ん中がやや高いラウンド形状で抜けやすい。ソール後方のバウンスが効いてダフリにくいATVは、ディロフト(フェースが立つ)して球が飛びます。

マックダディ4(キャロウェイ)

開き方で球を操れるC、入り方がバラけても出球が一定のW

「フェースを開いてテクニックを使い分けやすいソールです」

「ワイドで地面に潜らないし、バンカーからも脱出しやすいモデルです」

今野 ソールのヒール側をカットしたCは、開いてもエッジが浮かずに抜けやすい。ワイドソールのWはバウンスが大きくて、ダフったり鋭角に入っても大ミスを防げそうです。

一定インパクトを生むにはクラブと振り方、両方大事!

今野 テンションをゆるめずに体を使って手とクラブを動かし、リズムよく等速で振っていくこと。そして、構えたときに打ちたい球がイメージしやすい顔つき、自分のヘッドの入れ方に合うソール形状やバウンスのウェッジを見つけること。スウィングとクラブの両輪がセットになると”一定インパクト”が迎えられるようになり、ウェッジワークが上手くいき出します。

月刊GD2019年8月号より