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【みんなの反力打法②】下からの力をスピードに変える。アベレージでもあっという間に飛距離が伸びる、魔法の飛ばし方。

GDライブラリ
2019.08.01

「反力」で飛ばすということが、今の飛ばしの主流になっていることは分かった(本企画の1回目)。では、実際、日本の男子ツアー選手たちの「反力」はどうなっているのか、測ってみた。すると驚くべき事実が…

みんなの反力打法①はこちらから↓

【解説】吉田洋一郎
スウィングコンサルタント。バイオメカニクスの権威であるクォン教授の薫陶を受け「反力打法」に精通。2019レッスン オブ ザ イヤー受賞

プロでももっと飛ばせる可能性がある

男子ツアーでプロの反力を測ってみたところ、なんとタテの力だけで、体重の倍近くのパワーを引き出していたのだ。

若手の飛ばし屋 星谷陸也プロの場合 300ヤードの秘訣は床反力だった

本人はあまり自覚していないみたいだが、計測すると反力の数値が200近いことが分かった(一般のアマチュアは150程度。200だと体重の倍の力になる)。

計測データをもとに本人に聞くと、「そんなにタテの力は意識してなかったんですけど、結構反力を使っていたんですね」とコメント。

上がった反力は一気に抜く
この波形は上に行くにつれて、反力が大きくなる。ハーフウェイダウンで反力は最大になるのがわかる。

星野プロの反力の動き。拡大してご覧ください

図版を見ても分かるように、トップでは右足に6割体重がかかって、ダウンスウィングで一気に左足を踏み込んで体重のほぼ倍の力を引き出している。インパクトで反力が一気に抜けて、右足にほとんど体重がかからないフィニッシュになる。

星野プロのスウィング

大事なのは、インパクト前に力が見事に抜けているということ。つまり反力を生かすには、しっかりと「力を抜くこと」が大事なのだ。計測にあたった吉田プロに話を詳しく聞いた。

吉田 200近いのは正直驚きましたね。300ヤードを超える飛距離はやはりこれだけ下からの力を使っていたからですね。トッププロの選手たちは、インパクト前にこの波形の頂点を迎えるのが特徴ですね。

星野プロは左足で踏ん張って、回転を意識している。

飛ばし屋ほど「反力」を使っていた

額賀辰徳プロ
男子ツアー屈指の飛ばし屋。その飛距離は300ヤードオーバー。

しっかりと左サイドに体重移動があり、続いて反力を使っている。3つの力をまんべんなく使うタイプ。

インパクト前に踏み込み最大限のパワーを出す

右足かかとから左足つま先側に体重移動するタイプ

亀代順哉プロ
2016年に日本アマ優勝、2017年から男子ツアー参戦。飛距離は常に300ヤードに近い。

「反力が強く出ていますが、タイミングが少し遅いのでパワーをロスしているようです」と吉田プロ。

チカラを抜くタイミングを覚えればもっと飛ぶ

インパクトでしっかりと左足かかと側に移動している

大堀裕次郎プロ
若手の中でも屈指の飛ばし屋。コンスタントに290ヤード飛ばす。

左足が伸びて左の壁を作っているのがわかる。それがタテのパワーを生んでいる。

インパクト前にしっかりと踏み込んでいる

縦のパワーと回転力で飛ばしている

そして、ダブルディッパーの小平智プロは?

男子ツアーで反力をいちばん使っていそうなのが、小平智プロ。地面を蹴ってジャンプするのは、意識してやっている?

計測結果を真剣に確認する小平智プロ

小平 実はほとんど意識していません。子供のころからの癖で、でもその方が飛ぶということだけは感覚的にわかっていた気がします。

インパクトで両足かかとが浮き、クラブが引き上げられることで、ヘッドが加速して振り出される

無意識で一番飛ばせる打ち方ができるって、逆にすごいかも。実際に打球時の地面圧力を計測すると、インパクト直前にものすごい圧力がかかり、インパクト後にはスッとゼロになる。つまり、反力を「使い切った」ということだ。

インパクト後に一瞬左足がゼロになる

インパクト直前で左足だけでなく右足にもかなりの圧力がかかっている。沈み込むことでためたパワーを一気に解放している。

小平 自分では、トップでのねじれをギリギリまで我慢することを意識しています。右サイドを粘らせて、最後に右腰を押し込むようなイメージ。その粘りが地面方向への圧力になるんだと思います。

【反力を使うコツ1】体を最大限ねじって右腰で押し込む

トップで上半身と下半身にねじれ差を作り、それをさらにねじりながらインパクトを迎える。

体を最大限ねじって右腰で押し込む

【反力を使うコツ2】前傾角をキープしてクラブを立てて下ろす

地面を蹴り上げる際に、前傾角が起きて、自分が伸び上がってしまうと、力がヘッドに集約しない。ダウンスウィングでは、頭を起こさず、クラブを下向きに振り続ける。

手元が浮くとパワーロスする

【反力を使うコツ3】両腕の三角形はいつも体の正面

手と体が一体でないと、せっかくの反力がクラブ(腕)に伝わらない。手は常に体の正面にキープする。

一旦、手が遅れてしまうと取り返しがつかない

アベレージゴルファーにもまねできる「How To反力打法」に続く

月刊GDより

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反力打法の特集はこちら↓