【距離のあるバンカー①】グリーンまで150ヤード。「フェースの先を回して打てるとダフリませんよ」高橋竜彦プロ
エクスプロージョンでは届かない距離のあるバンカーはダフったらアウト。距離別にナイスアウトの方法を高橋竜彦プロに教わった。
【基本編150Y】フェースを返せば自然と払い打ちになる
フェアウェイバンカーは、ちょっとのダフリも許されない、アマチュアにとっては鬼門のライ。プロからは「ラフよりマシ」という声も聞くが、どうやってナイスショットしているのだろうか。
高橋 基本的に普通に打つだけで、特別なことはしません。もちろん大振りはダメですが、あえて言うなら、打ち込まず、払い打ちでヘッドを走らせる感覚のほうが大事ですね。
そう話すのはツアー2勝の高橋竜彦プロ。ダフらないためには、ダウンブローに打ち込むほうがいいのでは?
高橋 打ち込んでしまうと少しでも手前からヘッドが入ると大ダフリになります。その点、ヘッドを走らせて払い打てば少しくらい砂を噛んでもあまり飛距離が落ちないし、薄く入ってもハーフトップで済むので大きなミスにならないんです。
払い打ちって、具体的にどうすればいいのだろうか。
高橋 僕の場合はフェースローテーションを多めに使う感覚。シャフトを軸にフェースのトウ側をクルッと回して打てば、自然と軌道もゆるやかになり、ヘッドも走ってくれるんです。
フェアウェイバンカーの鉄則
番手を上げて短く持ってコンパクトにスウィング
ダフリを防ぐには、グリップを短く持ち、大振りせずにコンパクトに振ってミート率を上げることは絶対条件。そのために使用番手を1番手上げておくほうがいい。
使用番手は1クラブUP
スリークォーターでスウィング
グリップは少し短く持つ
あとはちょっと右を向いてフックのイメージで狙う
フェースローテーションを多めに使い、体の動きを抑え気味に払い打ちすると、球筋はフックしやすい。最初から少し右を向いて低めのフックで狙おう。
払い打つ4つのポイント
【ポイント①】左手甲が左下を向くように腕をローテーション
フェースターンと連動してヘッドを走らせるが、フォローで左手甲が上を向くような手首の使い方はNG。左手の甲が左下を向くように振り抜こう。
【ポイント②】普段よりちょっとだけボール位置は右寄り
球筋を考慮してターゲットよりも少し右を向くが、狙いに対してはスクェアに立ち、ボールは少しだけ右寄りで、少し左に体重を多めにかける。
【ポイント③】右を向いたまま左に振り抜くイメージ
ダウンスウィングで体の開きを抑え、腰は目標より右を向けたまま、ヘッドを左に振る感覚があると、ヘッドが走りフェースが返りやすい。
【ポイント④】ハンドファーストはNG。ヘッドを走らせて打とう
ハンドファーストに打ち込むのではなく、インパクトで手元を減速させてヘッドを走らせるイメージで打てばミスしてもハーフトップで済む。
月刊GD2019年9月号より
フェアウェイバンカー応用編・特別編に続く
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