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【読者記者】No.1857「ドライバーが飛ばない。インから下ろそうと意識しているんですが…」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ドライバーが思うように飛ばない」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/学芸大ゴルフスタジオ

読者記者No.1857 久野元恵さん

●ゴルフ歴/7年 ●ハンディ/20 ●ベストスコア/88 ●アベレージスコア/100 ●ドライバー飛距離/150ヤード

先生/西澤優子

大分県出身。森守洋プロが主宰する「森ゼミ」に入会し、インストラクターの道へ。東京・目黒区の「学芸大ゴルフスタジオ」コーチ。ゴルフを長く楽しむため、効率よく、体への負担が少ないスウィングを指導する

久野さんのお悩み
「ドライバーが芯に当たりづらい」


芯に当たったり当たらなかったりで当たっても150ヤードくらいしか飛びません。毎回しっかり芯に当ててもう少し飛距離を伸ばしたいんです。


ハーフウェイダウンで、ほぼクラブがフルリリースされている状態(3コマ目)。これだとフェースが開いて当たりやすく、また力強いインパクトになりにくい

久野 ちゃんと芯に当てたいです。

西澤 切り返しで右手を「押して」、ヘッドから下ろしちゃってますね。グリップエンドを体から遠ざけるように、「引く」感じで切り返してみてください。

久野 楽にタメができますね。

西澤 大きく振ろうとしすぎると、体を使いすぎちゃうので、まずは腕の振り方を覚えて、それから体を使うという順番がいいんです。腕の振り方は、両足を閉じてボールを打ったりするとわかります。

<問題点>
インから下ろしたくて上体が傾く

クラブをインから下ろそうとすると、上体を右に傾けて、体だけを先に回してしまいがち(写真)。インから下ろすのではなく、インから「下りる」のが正しい

記者「インから下ろそうとしているんですが……」
コーチ「そのせいで右肩が下がっちゃってます」

切り返しで、左手を支点に右手を「押す」と、てこの原理でヘッド側が動きリリースが早まってしまう。手を体から遠ざけるイメージで、グリップエンド方向に「引く」と、体を回転することで自然にタメを作って下ろせる。

両足を閉じてボールを打つ
「引く」動きがわかってきた!

両足を閉じて打つと、腕の振りでフェースをスクエアに戻す感覚がわかる。右手を「押す」とリリースが早まり、フェースが返りすぎる。グリップエンドを「引く」と、ダウンスウィング後半のリリースでヘッドが走る感覚もわかる

Point
軌道の向きを意識して振る

両肩と手元でできる平面がアドレスではスクエアになっている(写真左)。インパクトで上体を傾けると、平面は左を向いてしまう(写真右)

Drill
逆さに持ったクラブを右手で振る

クラブを逆さに持って、右手だけで振ってみる。手首の力を抜き、できるだけ速く振ると、切り返しのときに「引く」振り方がわかる

<取材後記>
無駄な力が入ってました
両足を閉じて打つと、強くは打てないのに、簡単に芯に当たってむしろ強い球が出ました。右手で振るドリルでも、今までいかに無駄な力を入れていたかがよくわかりました。

月刊ゴルフダイジェスト2024年4月号より

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