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【短く握って飛ばす!】#3 左手を支点に“てこの原理”で加速させる感覚を身につけよう

短く握るとなぜ飛距離が伸びるのか。武市悦宏プロにその理由と、短く握って振る際に意識すべきポイントについて教えてもらった。

PHOTO/Hiroaki Arihara、ARAKISHIN THANKS/広尾ゴルフインパクト、日進ゴルフエトワス、東名古屋カントリークラブ

解説/早川佳智

1975年生まれ。愛知県出身。日々スウィング研究にいそしみレッスン生が絶えないというティーチングプロ。クラブ設計にも携わるギアマニアでもある

解説/武市悦宏

1976年生まれ。岐阜県出身。効率よく飛距離アップするレッスンを全国で展開する。2013レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞

短く握ると
「テコの原理」が使える

GD 武市プロは実際に短く握って飛ばしているということですよね。

武市 早川プロも言っていましたが、クラブを短く握ることでグリップエンドがおヘソを指すイメージで振れると振り遅れにくくなるんです。要はヘッドを加速させやすいし、インパクトで力を逃さずボールに伝えられるから飛ぶんです。

フォローで手元が左腰より上に来たあたりで、グリップエンドが飛球線後方を指すイメージで振り抜く

GD 武市プロの場合はヘッドが加速するんですか。

武市 計測に協力してくれたアマチュアの方もおっしゃっていましたが、短く握るとグリップエンド側に少し重みを感じるのでテコの原理のようなカウンターバランスが生まれるんです。僕はその動きを利用してタイミングよくヘッドを加速させて振っています。

GD どんなふうにヘッドを加速させているんですか。

武市 右腕を伸ばすように振り下ろしつつ、インパクトの直前に右手のひらでボールを思い切り叩くように振ってます。短く握るとこの動きがやりやすいのでぜひ試してください。


支点の位置が変わり
ヘッドを加速させやすい!

Point
ダウンスウィングで手元を体から離すイメージを持つ

両ひじをあまり曲げる意識を持たず、手元を体から離して振り下ろすことによって、手元がスムーズに下りてくる空間が作れるので、インパクトに向かって自然な動きでへッドを加速させながら打つことができる

手元を引き付けてダウンスウィングを行うと、手元が先行してインパクトでヘッドが戻らず振り遅れてしまう可能性があるので注意する

こんな効用も!
カウンターバランス効果で手元が浮きにくい

短く握るとグリップエンド側に重量があるため、インパクトで手元が浮きづらく前傾角度を保って打ちやすくなる効果もある。ヘッドを加速させることに加えてインパクトでボールにパワーを強く伝えやすくなるため飛距離アップにつながるという

フルグリップだと、体の回転が先行することが多く振り遅れる可能性があり、インパクトでボールにパワーが上手く伝えられないことがある

ヘッドが急加速する
感覚を体感できる

GD 短く握ることで、カウンターバランス効果が生まれ、ヘッドを走らせることができるということを武市プロも言っていましたが、早川プロはどうですか。

早川 もちろんあると思います。短く握るとミート率も上がるので一石二鳥ですよね。でも、あまり手元の重さを感じない人もいると思うので、1つリメイクの提案をさせていただきますね。グリップエンドに2~3g鉛を貼ってみるといいと思います。仮にですが、短く握りたくないという人でも、これをやればカウンターバランスの効果が少しは出てヘッドが急加速する感覚を体感できるので、一度は試す価値はあると思います。

「これで短く握って振れば
よりカウンターバランス効果が出ます」(早川)

シャフトのエンド側に鉛を2~3グラム装着する。「グリップ交換が必要になりますが試す価値はあります。自身でもできないこともありませんが、ゴルフショップなどで相談すればやってくれると思います」(早川)

グリップの太さを変えず、手元の重量をもっと増やしたい場合は、グリップエンドに装着する専用の真ちゅうを入れる方法もあると早川プロ

週刊ゴルフダイジェスト2024年3月19日号より