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【ゴルフジム】「ドライバーでチーピンが連発します。直すにはどうすれば?」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ドライバーでチーピンが止まらない」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/オールデイゴルフ馬橋

教える人/内海大祐

うつみだいすけ。76年生まれ、茨城県出身。その人の体格や筋力などに応じた、理にかなったスウィング構築に定評がある。自身が運営する「オールデイゴルフ馬橋」でレッスン中

<今週のお悩み>
「ドライバーでチーピンが連発します」

●江戸 秀一さん(43歳/ゴルフ歴16年/ベストスコア79/平均スコア95/身長175cm)
ダウンスウィングで左腰のスライド量が多く、下半身に対して腕とクラブがやや追い付いていない(3コマ目)。そのため、右ひじが体から離れて意図せずフェースが閉じてしまい、それがチーピンの原因になっている

江戸 ドライバーのチーピンが止まりません。

内海 切り返しのときに体重移動を意識しすぎて、少し左腰のスライド量が多いです。そうなると、いわゆる振り遅れ状態になって、普通なら右方向のミスが出るんですが、江戸さんの場合は、右ひじを外して(体から離して)無理やりフェースを閉じているので、逆に左にミスが出るんです。ダウンスウィングで、右ひじをずっと体から離さないように意識するだけでも、チーピンはグッと減ります。

右ひじの使い方に意識が向いていません

ダウンスウィングで右ひじを体から離すように動かすと、連動してフェースは閉じる。その状態でインパクトを迎えると、ボールは左に飛び出す。左腰のスライド量が多すぎると、右ひじが体から離れる動きが助長される

江戸 右ひじの意識はなかったです。

内海 意識しやすいように、ヘッドカバーなんかを右わきに挟んでスウィングするといいです。そうすると、フェースが閉じなくなるので、左に出る球はほとんどなくなるはずです。

江戸 むしろ、右に出やすくなる感じがしますが、でもこれは左腰のスライドをやめれば、直りそうですね。

内海 左に体重移動をしすぎない感覚をつかむには、左足を1歩引いて、右足に体重をかけたまま振るドリルが効果的です。普段のスウィングでは、ダウンスウィングの後半まで、右足の裏を粘らせる意識を持つと、左に乗りすぎないので、左腰のスライドも小さくなります。

江戸 確かに、今までは早めに右足かかとが上がって、足裏がめくれていたのがわかります。頑張ってベタ足をキープして振ると、左腰が流れずに、その場でしっかり回転する感覚が出てきますね。

これで解決!
「右ひじを体から離さず
体重移動を抑えて打とう」

ダウンスウィングで右ひじを下に向ける

トップでは右ひじがほぼ地面方向を向いているが、ダウンスウィングでもその向きをキープしたまま下ろすと、右ひじが体から離れない(写真)。右ひじが背中側を指す形になると、フェースは閉じる

Point
最後まで右足を粘らせる

ダウンスウィング後半で右足かかとが早く上がると、体全体が左サイドにずれてしまう。右足かかとを長く粘らせると、左腰が流れるのを防ぐことができる

Drill 1
右わきをずっと締めたまま打つ

右ひじと体との距離を意識するために、右わきにヘッドカバーなどを挟んでスウィングする。意識の向け方がわかると、ヘッドカバーがなくても右ひじが体から離れなくなる

Drill 2
左足を1歩引いて打つ

両足を閉じてボールを右足の前にセットしたところから、左足を1歩引いて、右ひざを少し前に出す(写真右)。この状態でボールを打つと、左に乗りすぎずに振る感覚が身につく

週刊ゴルフダイジェスト2024年2月13日号より

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