【スコアメーク④】松田鈴英、15冊目の「ゴルフノート」。日々書き残すことでゴルフIQは上がっていく
何度も「開眼」して、何度も「忘れる」のがアマチュアのゴルフ。対して、女子プロたちは、毎日のちょっとした「気づき」を、丹念に蓄積して、必要な時にいつでも引き出せる状態に整理しているという。その中身を見せてもらった。
気づいたことは忘れないうちにメモ
── 松田鈴英プロは、毎日、就寝前に、その日のスコアやパーオン率などに加え、スウィングで気になったこと、コーチの指導で大事だと思った点などを書き留め、現状分析と今後の練習方針の決定などに役立てていると伺いました。
松田 はい。ノートは中学からつけていて、もう15冊になります。迷った時や、わからなくなった時に読み返して、『あの時はどう感じていたんだろう』って思い出すと、それがヒントになったり。これはもう、『財産』ですね。
【レイノートの秘密①】左のピンに対してフェードは攻め切りたい
ピンより左に打ち出したいのに、ピンに向かってヘッドを振り出しがちになるクセ。これを直そうとしている。
【レイノートの秘密②】3つの数字をいつも気にしている
その日のスコアに加えて、「パット数」、「パーオン数」、「フェアウェイキープ数」の3つを必ずメモし、自分のゴルフの状態を把握し、弱い部分は重点的に練習して、強化する。
【レイノートの秘密③】パット中に目線を動かさない
パットの際、「いろいろ気になって目線が動くのが弱点」と松田プロ。ラインに集中することを確認。
【レイノートの秘密④】調子が悪くなると側屈ができなくなる
「側屈」を使い、体を「締めて」振り切るのが、松田プロのキレの源。少しでもキレが悪くなれば、メモして自分に喚起する。
日々のレイノートの積み重ねによって「ゴルフIQ」は構築されるのだ。
ノートに書くと練習が効率的になる
【松田の練習法1】手先で打たないように太いグリップ打ち
手の意識が強くなると、体のキレが鈍り、フェード内にとっては致命的。太いグリップで、手の意識を「なくして」打つ練習。
【松田の練習法2】側屈を意識してティアップ打ち
短い練習用クラブで、超高めにティアップしたボールを打つと、左右の側屈動作を意識して振らないと、上手く当たらない。
【松田の練習法3】プレッシャーをかけたパット練習
「しびれた」状態で、いかに普段と同じストロークができるかが大事。「〇球連続カップイン」など、練習でも自分にプレッシャーをかける。
ノート自体は中学からつけていたが、毎日、書くようになったのは、黒宮コーチの指示によるもの。教わったポイントをメモすることで、改めて内容をきちんと理解できるように変わったという。
月刊GD2019年10月号より
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