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【バンカー】いくら打っても砂から出ない…それって打ち込み病が原因かも(前編)。そんな時は砂遊びが意外と効果的!

GDライブラリ
2019.09.25

上からヘッドを入れるだけで、脱出できていた頃が懐かしい……。ショットはずいぶん安定してきたのに、なぜかバンカーの打ち方がわからなくなってしまった。「それは、打ち込み病になっているかもしれませんね」と言うのは、ジャンボや青木を教えた、あの林由郎の孫、林由寿プロだ。バンカー名人・林由郎プロゆずり譲りのバンカーショット、教えてくださ~い!

林 由寿プロ
はやしよしとし。1973年生まれ。千葉県出身。ティーチングプロA級。祖父は林由郎、父は林由一という3代目プロ。東京ゴルフプラザ(江戸川区)でレッスンをしながら、年200回のラウンドレッスンをこなす

さて、あなたの打ち込み病は?

【ザックリタイプ】 刃から深くヘッドが潜り込んで、ヘッドが抜けずボールも脱出できない。

【大ダフリタイプ】 ボールのずっと手前にヘッドが落ちて、砂を大きく飛ばすわりにボールが飛ばない。

まずは砂の抵抗を知ろう

GD バンカーは上から打ち込め! と教えられて昔は上手く打てたのに、ショットが安定してきたと思ったら、なぜかバンカーが苦手になる人がいますね。

 ヘッドを上から入れる意識が強すぎるようになったのでしょう。この症状には、刃から深く入れたヘッドが抜けないザックリタイプと、ボールのかなり手前を叩いてしまう大ダフリタイプがあります。どちらも、ボールの下の砂を飛ばせていないので、ボールが思ったように飛びません。

GD そんな症状が出てきたら、どうすればいいんでしょう。

 砂遊びをおすすめします。

GD えっ、砂遊びですか?

 バンカーはボールを直接打ちませんよね。フェースとボールの間に砂がはさまります。だから、砂がはさまった感触に慣れることが必要なんです。

「ボールの手前にソールして、そこから砂をズズズッと取っていきます。このとき、ヘッドがボールの下をくぐるようにソールを滑らせていくのがポイント。砂の抵抗はどのくらいか、砂質や砂の量でどんな取れ方になるか、フェースとボールの間に砂がはさまる感覚を覚えます」(林)

GD なるほど。

 練習場のバンカーで、ソールを引きずるように砂をズズッと取るとどんな抵抗があるか、砂を噛んでボールを50センチ飛ばすとどんな感触か、いろいろやってみるんです。バンカーから脱出する練習の前に、バンカーの中でちょこんちょこんと砂を削ったり、ボールを打ったり、そんな砂遊びが大切です。

【練習法】砂を少しずつ大きく取っていく

 練習場のバンカーで、ボールの下の砂を取るステップ①を3回繰り返します。次に、ボールを50センチくらい飛ばすステップ②、その次に2~3ヤード飛ばすステップ③をやってみます。バンカーの中で、ステップ①、②、③と、左に移動しながら打っていきます。

【STEP1】ボールの下の砂を取る
ヘッドをソールして、そのままヘッドで砂を取りながらボールの下をくぐらせる。

【STEP2】50センチ飛ばす
小さなスウィングで砂を削って、50センチくらいボールを飛ばす。

【STEP3】3ヤード飛ばす
もう少し大きく振って、砂ごとボールを2~3ヤード飛ばす。

次はフェースを空に向ける感覚を覚える

GD 砂と遊んだ次は、どんな練習をするといいんでしょうか。

 これは、砂遊びの延長でもあるんですが、次に覚えてほしいのは、フェースの使い方です。

GD 具体的には?

 バンカーで上から打ち込みすぎる人は、鋭角に刃から入れたり、過剰にハンドファーストにしたりする傾向があります。そのため、フェースを開いたり、ロフトを寝かせたりする動きを覚えてほしいんです。

GD そうすれば、自然と球を打ち上げやすくなるんですね。

 おすすめはロフト90度です。サンドウェッジのフェースを空に向ける感覚です。ペットボトルを乗せたり、砂と一緒にボールをひろい上げたり、僕はこの練習をラウンドレッスンの生徒さんにもやってもらっています。

GD 難しくないですか?

 自分なりに工夫して、やってみることが大切です。コツをつかめば意外とカンタンですよ。

【練習法1】フェースにペットボトルを乗せる

 どうすればフェースが空を向くかやってみてください。この動きは、バンカーショットではソールが滑ったり、砂が薄く長く取れたり、ロフトでボールを打ち上げることにつながります。フェースの使い方が覚えられて、バンカーだけでなく、アプローチが格段に上達します。

どうすればフェースは空を向くのか…

【練習法2】砂の上のボールをひろう

 体の奥側から手前側に、ボールをかき寄せるようにフェースを回すと、ボールをひろえます。シャフトをクルッと右に回すのがコツ。ボールと砂をフェースの上に乗せて砂と一緒に打ち出していく感触をつかみます。

【練習法3】ボールをひろってリフティングする

 大切なのは、リフティングそのものよりも、少しでも長く砂とボールをフェースの上に乗せておくこと。余裕があれば、フェースの向きをキープしたまま、ひざのクッションを使ってボールをリフティングしてみてください。

PHOTO/Yasuo Masuda

週刊GD2019年10月1日号より

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