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【ゴルフジム】「長いアイアンになると途端に当たりが薄くなってしまいます」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「長いアイアンの当たりが薄い」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)東京校

教える人/岡本和也

おかもとかずや。78年生まれ。03年から江連忠に師事。TPI公認インストラクター。対面でのレッスンが「わかりやすい」と、アマチュアだけでなくプロからも定評がある。また、クラブセッティングにも精通

<今週のお悩み>
「7番アイアンくらいになると当たりが薄くなります」

●田島知華さん(ゴルフ歴12年/ベストスコア87/平均スコア100/身長165cm)
トップで「両腕の三角形」がつぶれ、ふところが狭くなっている。ダウンスウィングで地面方向にうまく圧力を加えられていないため、全体的に重心が上ずっていて、とくにインパクトからフォローにかけて、上体の起き上がりが見られる

田島 7番アイアンくらいで、トップ気味に当たったり、フェースが開いてスライスが出たりします。

岡本 今は、セットの中でいちばん長いアイアンが7番ということが多いですから、昔でいうロングアイアン的な難しさが出てきてしまうのは仕方がないです。長いクラブは、一定以上のエネルギー(ヘッドスピード)でインパクトしないと、狙い通りの弾道になりにくいですが、そのためには手と胸の距離を一定に保って振ることが大事です。

腕と体の一体感が弱いです

いわゆる「両腕の三角形」をキープしてテークバックすると、手と胸がどこまでも一定の距離を保ったまま上げる感覚になる。手と胸の距離が縮まると、下ろす際に手を下ろすスペースがなくなり、上体が起き上がりやすい

田島 スウィングアークを大きくして、ヘッドの遠心力を使うんですね。

岡本 そうです。現状の田島さんのスウィングだと、トップまでに、手と胸の距離が近づいて、距離が近いままダウンスウィングに入っています。仮に、シャツの胸の部分とシャフトの下側をゴムひもで結んだとしたら、テークバックからインパクトまで、そのゴムひもがピンと張っている状態が理想です。

田島 手を使えなくなるので、今までよりもっと下半身を使わないとしっかり振れませんね。

岡本 よく「右足(右打ちの場合、左足)を踏み込む」といいますが、田島さんの場合は、あえて逆の「左足」(右打ちの場合、右足)に圧力をかけて振るといいです。左足の圧力が抜けると重心が上ずって、上体が起き上がりやすくなりますが、しっかり圧力をかけて振れると、上体の前傾がキープされて、ヘッドスピードも上がります。

これで解決!
「足裏にしっかり圧力をかけつつ
 腕と上体を一体にして振ろう」

切り返しでは、前足(右打ちの場合、左足)に圧力をかけるのはもちろんだが、同時に後ろ足にも圧力をかけ、インパクトまでその圧力が「抜けない」ように意識して振る。上体が起き上がらず、振り抜く力がアップする

Point 1
インパクトまで前傾角をキープ

足裏に圧力をかけることで、上体の前傾角を保ちやすくなる。圧力が不十分だと、ダウンスウィングで重心が浮きやすく、前傾角も起きてしまいやすい

Point 2
手と胸の距離を一定に保って振る

アドレスのときの手と胸の距離を、できるだけ保ったまま振ることを意識する。右腕(右打ちの場合、左腕)は、ずっと伸ばしたままにし、「長さ」を変えずに振る

Drill
胸とシャフトをゴムで結んで振る

シャフトにゴムひもの一方を結び、もう一方はクリップでシャツの胸の部分に留める。ゴムひもがピンと張った状態を保ったまま打つことで、大きなアークを体感できる

週刊ゴルフダイジェスト2023年6月27日号より