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【読者記者】No.1819「ドライバーが飛ばずなかなかパーオンできません。20Y伸びればラクになるのですが…」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「飛距離不足でパーオン率が低い」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Hiroshi Yatabe TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東京ゴルフスタジオ

読者記者No.1819 中塚淳子さん

●着物着付師 ●ゴルフ歴/7年 ●ベストスコア/89 ●平均スコア/99 ●156cm ●ドライバー飛距離/155ヤード

先生/吉本舞

佐賀県出身。USLPGA「ティーチング&クラブプロフェッショナル」資格保持。楽しみながら上達を目指す。SNSでレッスン動画を多数公開。「東京ゴルフスタジオ」インストラクター

中塚さんのお悩み
「飛距離不足でパーオン率が低い」


ドライバーの飛距離が150〜160ヤードなので、パー4でもパー5でも、グリーンまでの距離がかなり残ってしまいます。あと20ヤード飛べばもっとグリーンを狙いやすくなるのですが……


「当てよう」という気持ちのほうが強く出ているスウィング。飛距離を出すのであれば、もう少し思い切って振り抜くことが必要

中塚 あと20ヤード飛んだら……。

吉本 ちょっとスウィングが縮こまっている感じがします。トップで左腕を伸ばして、ダウンスウィングは手首の振り子をしっかり使って、クラブの「先」を速く振るようにイメージしてみてください。

中塚 インパクトを速くする感じでしょうか?

吉本 インパクトを過ぎても加速するほうがいいです。クラブを逆さまに持って、思いっ切り振ったりするとフィニッシュまで加速して振る感覚がわかります。軽い棒を片手で振るのもいい練習です。

<問題点>
トップで左ひじがゆるんでいる

当てたい気持ちが強いと、アークが縮んで速く振れなくなる。トップで左ひじが曲がるのはその典型。また、振り抜きが悪いと、フェースは開きやすい

記者「当てたい気持ちがどうしても出てしまいます」
プロ「アークを大きくして振り切ることが大事です」

スウィングアークを大きく保つことは、ヘッドスピードを上げる要素のひとつ。「両腕の三角形」をできるだけ長い時間キープして上げていくことで、最大のアークを確保できる。手を体から遠ざけるようなイメージで上げるといい

強く叩くことを意識して軽い棒を振る。
インパクトゾーンのスピードが増した!

インパクトで強く「叩く」イメージは絶対に必要。ただし、「インパクトで終わり」のスウィングでは、思ったより速く振れない。叩くつもりのインパクトバッグを、急に引かれると、インパクトの先まで速く振る感覚がわかる(写真)

Point
体が突っ込むと強く叩けない

Drill 1
両手を開いたままスウィング

両手を伸ばし、親指をくっつけて手のひらを外側に向ける。この形でスウィングの動きをすると、最大アークを体感できる

Drill 2
クラブを逆さまに持って速く振る

軽いものを全力で振ることで、自分の出せる最大スピードを自覚することができる。ドライバーを逆さまにして、手首の振り子をやわらかく使って振る

<取材後記>
速く振るほうがスムーズに振れた
いつもは形を気にして振っていますが、とにかく速く振ることだけ考えたら、むしろ動きがスムーズになって、形もキレイになった気がします。練習してもっと速く振りたいです。

月刊ゴルフダイジェスト2023年6月号より