プロは「つけない派」も多かった。ドライバーのソール、地面につける? つけない?
マスターズを見て気づいた。松山はドライバーでソールをつけるけど、トーマスはつけない。この差は何だろうか?
PHOTO/Hiroaki Arihara、Blue Sky Photos
■松山英樹=つける派
ドライバーのソールを軽く地面につけている。ちょんと置いている程度に見える
■ジャスティン・トーマス=つけない派
始動する前にソールを少し浮かせてからテークバックをしている
マスターズを見て気になったのが、ソールをつけるつけない問題。PGAツアー選手の中で、ドライバーをソールするかしないか、どちらの選手も多数いた。国内男子ツアーで活躍する選手に話を聞いたところ、ここでもつける派とつけない派にくっきり分かれていた。
「子どもの頃からソールしてたんで、クセですかね。でも、つけるけど、ほんの1グラムだけ地面に置いている感覚です」と河本力。「ドライバーもアイアンと同じ感覚で打ちたいから」(宮里優作)、という意見も。
一方、つけない派の清水大成はアッパーめに入れたくないからソールはつけないという。「上からしっかり打ちたいので浮かせてます。アイアンもライン出しなどするときは、ソールはつけません」。
では、なぜこの違いが生まれるのか? 青木瀬令奈のコーチ兼キャディの大西翔太に話を聞くと「ボールをアッパーめに打ちたい人はつけた状態で、逆に浮かせるとダウンブローのイメージが湧きやすいですね。また、始動で余計な力みが入る人は浮かせておいたほうがスムーズにスタートできると思います」
●つける派……宮里優作、河本力、稲森佑貴etc
●つけない派……清水大成、藤田寛之、岩田寛etc
「始動で力みやすい人はつけないのがオススメです」(大西)
【ソールをつける】
メリット
・ターゲットに対してスクエアにセットしやすい
こんな人に!
・アッパーめに打ちたい人
・クラブの重心を感じたい人
【ソールをつけない】
メリット
・スムーズに始動できる
・力みにくい
こんな人に!
・レベルに振りたい人
・テンプラが気になる人
月刊ゴルフダイジェスト2023年6月号